パナソニックは5月31日、「エコ意識と自宅でのエコ行動」に関する調査の結果を発表した。調査は4月1日〜3日、20歳〜69歳の男女4,000人を対象に実施したもの。
まず、環境問題(気候変動・汚染やごみ・生態系への影響)に対し、どの程度関心があるか尋ねたところ、「とても関心がある」「やや関心がある」の合計がそれぞれ60%という結果となった。
環境への負荷軽減のための行動について「積極的に取り組みたい」と答えたのは、男性18.1%、女性28.5%となっている。
また、コロナ前後での電気代の変化については、56.1%が「増えた」と回答。増加した人の中でも約半数が「3割以上増」と答えている。
次に、エコロスについて、暮らしの中で該当する瞬間があると感じるか聞いてみると、「とても感じる」が11.8%、「やや感じる」が43.6%となり、全体の55.4%が「感じる」と回答した。
エコ行動において勘違いしている人が最も多かったのは、「エアコンの風量設定」。「自動」より「微風」の方がエコであると思っていた人は50.6%であるが、実際には微風は設定温度に至るまでに時間がかかるため、かえって消費電力量がかさんでしまうという。
エコロス行動について、過去やってしまった経験があるものを尋ねたところ、最も多かったのは「冷蔵庫に食材があることを忘れて、期限が過ぎ廃棄してしまう」であった。また、「ついやってしまう頻度の多いエコロス行動」(週4〜5回以上)については、1位は「洗剤・柔軟剤をきちんと測らずに入れてしまう」(37.9%)という結果に。
環境負荷軽減に向けた取り組みについて、「手軽にできる方法を知りたい」と思っている人は全体で63.4%。女性では73.1%にものぼっている。一方で、女性の49.5%が「やり方がわからない」と答えている。
手軽にエコを取り入れたり、エコの知識不足を補うことができる「IoT家電の導入」に関しては、コロナ禍でエコ意識が高まった人の74.0%が「興味あり」と回答している。