自動車に乗っている人が入っている自動車保険。一生涯で自動車を運転する期間を考えれば、保険金額をトータルで考えれば非常に大きな金額になります。

そんな自動車保険の年代ごとに相場について今回は解説します。

  • 自動車保険の相場はいくら? 年代ごとにチェック

    自動車保険の相場はいくら? 年代ごとにチェック

年代ごとにいくらが相場なのかチェック

自動車保険は、一般的に20代の方は高くなります。それは免許を取得してから日が浅く、事故の遭う可能性が他の年代より高いからです。

また、自動車保険に加入するのが初めての場合も、比較的割高です。自動車保険の場合、ノンフロート等級というものがあり、無事故が1年続くと等級が上がっていきます。最大が20等級で最初は6等級です。 同じ年代でも後述するように、年代以外の様々な要素が自動車保険料の算定には必要なので、実際には金額はまちまちです。ただ、初めて自動車の乗るという同じ条件で、年代ごとの保険料を算定している会社があるので、そのデータをご紹介します。

  • 出典:SBI損保ホームページ

初めて自動車保険にご加入される方のデータなので、そうでない方であれば、同じ年代でもっと安くなるケースもあり得ます。損害保険料の算出方法は各社によって異なります。同じ条件でも損害保険会社によって、金額にばらつきがある点は注意してください。

自動車保険料が決まるポイント

それでは、自動車保険料は年代や等級以外にどのような条件で決まるのでしょうか?主な条件についてまとめてみると、以下の通りです。

●自動車の車種や型式

自動車は車種によって保険料が違います。例えば、自家用普通乗用車と自家用二輪自動車では保険料が異なります。

また、自家用普通乗用車・自家用小型乗用車・自家用軽四輪乗用車の場合は、車の型式ごとに料率クラスが設定されており、それによって保険料が算出されます(型式別料率クラス制度)。例えば、トヨタのプリウスでも、どのモデルのプリウスかで保険料が異なります。

●免許の色

免許証の場合、無事故無違反が続けばゴールド免許になります。その場合、グリーンやブルーの方に比べて自動車事故に遭う可能性が低いという理由で、安くなります。免許証の色は、自動車保険に加入するときに告知するので、保険期間中に色が変わっても保険料は変わりません。

●使用目的

業務用、通勤・通学、日常・レジャーで保険料が異なります。

この中で一番保険料が高いのは、業務用です。業務で使用するなら使用頻度や走行距離が長くなるため、事故に遭う可能性が高いと判定されます。

反対に一番安いのは、日常・レジャーです。日常・レジャーは、業務使用、通勤・通学使用のいずれにも該当しない場合に該当します。

●誰が乗るのか?

自動車保険は、本人だけでなく家族など他の人が運転する場合も含めて保険に加入することができます。

具体的には、乗る人を限定しない「限定なし」、同居の親族・別居の子供(未婚)を対象とする「家族限定」、本人と配偶者を対象とする「夫婦限定」、本人のみを対象とする「本人限定」の4つがあります。

保険料が一番安いのは、「本人限定」です。誰の分まで補償するかで保険料は異なってきます。

20代~50代の自動車保険料シミュレーション

このように、自動車保険料は様々な条件によって金額が異なってきます。とはいえ、具体的なケースに沿って金額を出してみると、自分の場合どれくらいの保険料がかかるかイメージしやすいでしょう。

この点、ソニー損保のホームページで大まかな条件だけで概算をシミュレーションできる機能がありますので、金額を算出してみました。(インターネット割引(10,000円)・証券ペーパーレス割引(500円)適用、車両保険なしが条件)

このシミュレーションで、おおまかな相場のイメージをつかんでいただければ幸いです。

●20代(21歳~25歳)の保険料相場

等級:6、免許証の色:ブルー、予想年間走行距離:7,000㎞以下

●20代(26歳~29歳)の保険料相場

等級:6、免許証の色:ブルー、予想年間走行距離:7,000㎞以下

●30代の保険料相場

等級:12、免許証の色:ブルー、予想年間走行距離:7,000㎞以下

●40代の保険料相場

等級:15、免許証の色:ブルー、予想年間走行距離:7,000㎞以下

●50代の保険料相場

等級:15、免許証の色:ブルー、予想年間走行距離:7,000㎞以下

保険料の相場を考えるときの注意点

実際の試算からも20代は保険料が高めで30代以降に安くなることがわかります。また、車種など他の条件でも多少変動することもわかります。

ここで、注意していただきたいのは、厳密には、同じ条件でシミュレーションを実施しないと正確に試算できない点です。

上記の図である程度イメージすることはできますが、もっと正確にご自身の保険金額を知りたい方は、同じ条件でいろんな損害保険会社で試算してみてください。