俳優の小栗旬が北条義時役で主演を務める大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)。静御前役の石橋静河がコメントを寄せた。

  • 静御前役の石橋静河

三谷幸喜氏が脚本を手掛ける本作は、源頼朝の右腕として活躍し、武士の世を盤石にした鎌倉幕府の2代目執権・北条義時の物語。華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、権力の座を巡る男たち女たちの駆け引きを描く。

石橋は、舞を披露したシーンについて「プレッシャーはもちろんあったんですけど、リハーサルを何回か重ねていくうちに、すごく面白いなって感じて。こんなこと、ふつうは経験できないので。本当にタイムスリップしたようなセットの中で、扮装したほかの役者陣の方々がいる中でこうやって踊る機会をもらえるのがすごく幸せだなという気持ちのほうがプレッシャーよりも勝って、稽古は大変だったんですけど、今回これをやらせてもらえて本当によかったなと思いました」とコメント。

また、「白拍子はもちろん映像では残っていないし、絵でも残っていないと思うんです。だからどういう動きをしていたのかというのは、本当のところは誰にも分からない。だけど、静御前が『しづやしづ』と歌いながら舞ったというのはほぼ史実だということが文献に書かれているので、その踊りの部分っていうのは『こうだろう』と想像で進めていきました」と説明。

「刀や扇、烏帽子など男っぽい扮装をした、すごくりりしい踊りなのですが、それがもっと日本舞踊に近いような、はんなりした女性らしい動きだったら、西洋の動き・ダンスとは全く違うのでそれはそれで難しかったと思うんです。でも今回は足を蹴り上げるなど、派手な動きがけっこうあったので、それは今まで私がやってきたことが活かされていたかなと思いますし、『こんな踊りを昔の女性がやっていたんだ』っていうのはすごく驚きで、新鮮でした」と振り返った。

(C)NHK