■今は演技の楽しさ実感「女優の軸を固めたい」
川津は、2014年に「ミスセブンティーン2014」のグランプリに選ばれ、芸能界入り。その後、2016年2月に映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』で女優デビューを果たした。
現在22歳。仕事としての意識は20歳になってから芽生えたという。「10代はあまりお仕事として考えてなかった自分もいましたが、20歳になって周りが就活の話をし始めたり、芸能界を辞める人もいたりして、私はこの世界で頑張ろうってちゃんと意識するようになりました」。
また、「『ライダー』の経験も大きかったと思います」と言い、「1年ちょっとお世話になり、基礎からいろんなことを学び直すことができました。1年間同じ現場にいるというのは、朝ドラか大河ドラマか『仮面ライダー』くらいだと思うので、その経験ができたのはすごくありがたかったなと。忍耐強くなりましたし、メンタル的にも強くなりましたし、セリフを覚えやすくなりましたし、全体的に少しは成長できたと思います」と振り返る。
『仮面ライダー』も『モトカレ←リトライ』も、とても生き生きと楽しそうに演じているように感じるが、10代の頃は演技が嫌いでやりたくないと周囲にも話していたという。「モデルからのスタートでしたし、お芝居のワークショップでセリフを言わないといけないというのが当時はすごく嫌でした。でも、18歳くらいから意外と楽しいかもと思うように。お芝居は絶対やらないと思っていたので、自分でも意外です(笑)」。
演技へのモチベーションが上がったきっかけを尋ねると「モデル1本だった子が女優の活動を始めるというのもいい刺激になりましたし、いいところまでいったオーディションが受からなくて悔しい思いをしたのも、いい燃料になったのかなと思います」と分析。そして、経験を重ねていく中で演じる楽しさも感じられるようになっていったという。
モデルやグラビアなど幅広く活躍している川津。最後に今後の目標を尋ねると「女優として経験を積んでいき、女優の軸を固めたいというのが一番です」と答え、「洋服が好きなのでモデル業も頑張っていけたら」と加えた。
2000年2月12日生まれ、東京都出身。2014年に「ミスセブンティーン2014」のグランプリに選ばれ、『Seventeen』2014年10月号より同誌専属モデルに。また、2016年2月に映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』で女優デビュー。『仮面ライダーセイバー』(2020~2021)でヒロイン・須藤芽依を演じ、注目を集める。『モトカレ←リトライ』(2022)で連続ドラマ初主演(鈴木仁とのW主演)。抜群のスタイルを生かしてグラビアでも活躍している。