『仮面ライダーセイバー』で明るく元気なヒロイン・須藤芽依を演じた女優の川津明日香が、現在放送中のMBSドラマ特区『モトカレ←リトライ』(毎週木曜24:59~)でも愛されヒロイン・羽木蜜を表情豊かに演じている。川津にインタビューし、本作での役作りや女優業への思い、今後の目標など話を聞いた。

  • 川津明日香 撮影:蔦野裕

■「胸キュンシーンを演じていると幸福度が上がりそう」

華谷艶氏による同盟漫画(小学館「Cheese!フラワーコミックス」刊)を原作とする本作は、忘れられないハツカレ&失恋のトラウマを引きずったまま大学生になった羽木蜜(川津)が、偶然隣の部屋に住んでいた、すっかりモテ男になったモトカレ・平子楓(鈴木仁)と繰り広げる、大人の甘いラブストーリー。紆余曲折がありながら晴れて付き合うことになった2人だが、楓の親友・和葉(吉田仁人)が蜜にキスする事件が起きたり、楓のモトカノ・仁菜(えなこ)の行動にモヤモヤさせられたり。数々の困難を乗り越えて、本物のハッピーエンドはやってくるのか――。

川津は、本作出演について「原作モノや恋愛モノでメインキャストを務めたことがなかったので、新しい挑戦ができてすごくうれしいです」と喜び、「ほとんど恋愛モノをやったことがなかったので新境地だなと感じています。『仮面ライダーセイバー』で知ってくださった方が多いと思いますが、今回は胸キュンシーンを楽しんでもらえたら」とアピールする。

そして、「撮影で毎日胸キュンシーンを演じていると幸福度が上がりそうな気がします。そういうところも楽しみながら蜜を演じられたら」と自身も恋愛ドラマを楽しんでいる様子。「プライベートで恋愛漫画のようなキュンキュンするシーンはないので、このお仕事は特殊だなって思います」と笑った。

蜜は天真爛漫な愛されキャラの妄想女子で、『仮面ライダーセイバー』で演じた芽依の明るさや表情の豊かさなど重なる部分があるように感じる。川津も「真っすぐさが周りに愛されるというのは似ているのかなと。テンション感は多少違いますが、陽な感じはすごく似ていると思います」と捉え、川津自身の性格についても「基本的に陽なので、蜜や芽依と明るさは似ていると思います」と共通点があると話した。

■『セイバー』芽衣役での“顔芸”特訓で表情豊かに

また、「蜜は感情やリアクションが素直に顔に出る人」だと言い、「素直さを積極的に顔に出したり、手を使ってポップな反応をしたり、蜜の感情をそのまま表現するように意識しています」と説明。「原作と全く同じセリフのところは、原作の蜜の顔をセリフの上に貼って、原作の表情に近づけるようにイメージしています」と、原作のイラストを台本に貼っていることを明かした。

『仮面ライダー』での演技について当時、「芽衣はリアクションのとき“顔芸”をする子なので、鏡に向かって表情の練習をしています」と語っていたが、“顔芸”特訓で表現力はかなり鍛えられたようだ。

自由に表情で遊べるようになったからこそ、今回の撮影では少し悩んだという。「どこまで顔の表現をしたらいいんだろうと最初のうちは悩みましたが、気にしないでとりあえずやってみようと、悩まず演じるようになりました」と笑顔で語った。