山梨には、自転車向きの山道が数多くあれど、しっかり舗装され走りやすいサイクリングロードも点在する。本記事ではBosch(ボッシュ)のドライブユニットを搭載した「Cannondale(キャノンデール)」のeBike電動アシスト付きスポーツ自転車モデルとともに、山梨県内のサイクリングコースを案内したい。

山スポーツやサイクリングのメッカ、山梨

世界遺産で日本最高峰の富士山などの高い山々、豊かな自然に囲まれた山梨県は、山を舞台としたスポーツを楽しむのに最適。県内各地で、「MTBの聖地」を目指す取り組みがなされている。MTBとはマウンテンバイクの略称で、太いタイヤを備えた自転車のことである。舗装されていない山道を走るスポーツ、レジャーに使用される。

本記事の前編(トレックのeBike「Powerfly 5」富士山麓ライド試乗レポート - ボッシュのドライブユニット搭載で坂道もラクラク!」)では、「山道×マウンテンバイク」の楽しみ方を紹介した。今回は、山道やマウンテンバイクに限定せず、楽しみ方の間口を広げて紹介する。

電動アシスト付き自転車で山レジャー

先日、山梨県の国道139号沿いの「道の駅なるさわ」で、電動アシスト付き自転車の試乗会が行われた。電動アシスト付きといっても、一般車や子乗せタイプではなく、マウンテンバイクタイプとロードバイクタイプと、本気のスポーツ自転車だ。いずれもドイツの自動車部品メーカー「Bosch(ボッシュ)」のドライブユニットを搭載している。

試乗コースは、道の駅なるさわ駐車場(第3)から紅葉台レストハウスを経由し三湖台を目指す山道コースであったため、「TREK(トレック)」のeMTB(マウンテンバイク)が活躍していた。

だが、「Cannondale(キャノンデール)」の"eロード"とも呼ばれる電動アシスト付きロードバイクも頑張っていた。軽量でタイヤが細いロードバイクは舗装道路を高速走行するのに向くモデルだ。またアメリカの自転車ブランド・キャノンデールは、スチール製フレームが大多数であった1980年代にアルミ製フレームの自転車を発売して注目を集め、現在はMTBからタイヤの小さな自転車であるミニベロまで多彩な商品を展開している。

  • ボッシュの電動ドライブユニットを搭載したCannondale「Topstone Neo 5」で坂道を駆ける!

試乗会で商品の紹介をしてくれたボッシュ社の豊田佑一さんも、かなりの急坂を同社の電動ドライブユニットを搭載したロードバイクで駆け上がっていた。さすが!

山道もグイグイ走れるeロード

しかしロードバイクタイプとはいえ、これらはどちらも舗装されてない道も走れる「グラベル」モデル。スマートで都会的なロードバイクに見えて、実は山道や峠道もOKの万能タイプなのだ

  • Cannondale「Topstone Neo 5」

  • Cannondale「Topstone Neo Carbon Lefty 3」

初心者向けサイクリングロードも充実

山梨には、自転車向きの山道が数あれど、サイクリングロードも随所に整備され、初心者にもやさしい。今回の試乗会でガイドを務めてくれたトレイルアドベンチャー・フジの岩間一成さんによると、「首都圏から自転車を積んできて、ここ道の駅なるさわあたりから出発し、富士五湖あたりのサイクリングロードを走るプランなら、日帰りも可能でしょう」とのこと。

山梨県・公益社団法人やまなし観光推進機構では、「富士の国やまなしを全力で走る+」というサイトでは、県内を舞台としたさまざまなコースが紹介されている。サイクリングを楽しみながら、代表的な観光地を巡れるコースを紹介したい。

山中湖およびパノラマ台コース

山中湖およびパノラマ台コースは、富士五湖の中でもっとも富士山が近い山中湖を周遊するコース。ゆいの広場ひらり、パノラマ台、長池親水公園、透明度抜群の湧水「忍野八海」などを巡る。

  • 山中湖およびパノラマ台コースのイメージ 写真提供:公益社団法人やまなし観光推進機構

河口湖周遊コース

富士山と河口湖の魅力を楽しめる初心者向けコース。道路に順路を示すブルーラインが整備されている。産屋ヶ崎、もみじトンネルなどを巡る。

  • 河口湖周遊コースのイメージ 写真提供:公益社団法人やまなし観光推進機構

今回ご紹介したコースはごく一部だが、訪れたいスポットや自分の体力に合わせて、様々なコースが選べそうだ。ちょっと坂道がきついかな? 距離が長いかな? と思うコースでも、電動アシストのあるeBikeなら楽しみ方の幅が広がりそうだ。

※登山道は登山愛好家、トレイランナー等、多くの方が利用する場所です。マナーを守って安全な走行を心がけましょう。また、走行が危険な場所、立ち入りや自転車走行が禁止されている場所もあります。eMTBを楽しむにあたり、eBikeのレンタル、乗り方やマナーについて教えてもらえるガイドツアーを利用するのがおすすめです(トレイルアドベンチャーフジ トレイルツアー TEL/080-2165-9693)。