いったい何が起きるのか、目の前に現れた謎のボタン。あなたなら押しますか?

こんなボタンを見つけたら、とりあえず押してみたくなっちゃいますよね。たまさん(@tama1sm)も押してみたところ……

なんのボタンかな?って思って押したらクソデカ音量で津軽海峡冬景色が流れて死んだ
(@tama1smより引用)

ジャジャジャジャーン、タラリラ〜。

このボタンの正体は、青森県外ヶ浜町の龍飛崎にある「津軽海峡冬景色歌謡碑」に設置されており、押すと、その地にゆかりのある名曲が流れるというもの。知らずに押すと、急に大音量の音楽が流れるとは……びっくりしますよね。

この投稿に、「そこにスイッチがあったら『とりあえず押してみる』アクティブさが好きだわwww」「押すなって言われても押したくなりますねw」「ほんとにこれ爆音だから行ってみて欲しい」といった反応が。

また、「12年前に押しました!懐かしいです!」「朝の6時頃にポチって心臓飛び出るかと思った良き思い出」「ついうっかり押してしまいました。半島に響き渡る大音量で、息子と二人走って逃げました」と懐かしむ声も多数寄せられていました。

さて、「歌詞の一番は、青森市の青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸側(青森駅前)の石碑で聴けます」というコメントも寄せられていましたが、みなさんは「津軽海峡冬景色」の歌詞、ご存知でしょうか? 昭和に育った筆者は今でも歌えちゃうほど鮮明に覚えていますが、実はこの石碑に刻まれている歌詞「ごらんあれが竜飛岬 北のはずれと…」は、2番の出だしなんですね。

ちなみに、1番はと言うと「上野発の夜行列車 おりた時から 青森駅は雪の中…」。というわけで、青森駅前にも同じような歌謡碑が設置されており、そこで1番を聴くことができるという仕組み。面白いですね。

まさか「津軽海峡冬景色」が流れるとは思っていなかったツイ主のたまさん。当時の状況についてお話をうかがいました。

ツイ主さんに聞いてみた

―― ボタンを押して、爆音の「津軽海峡冬景色」が流れた時の気持ちを教えてください。

音量については、岬中に響き渡るくらい迫力あるものだったと思います。押したら突然曲が流れ始めたので本当に驚きました。辺りにはボタンについてのなんの説明書きもないので、突然感がすごかったです。津軽海峡冬景色は久しぶりに聞きましたが、やっぱりとても良い曲ですね。目の前の絶景と合わさって、感動して聞き入ってました。

―― 大きな反響がございますが、率直な感想をお聞かせください。

自分でもびっくりしています。その後リプでいろいろな情報をいただきました。体験談として昔自分も押したことがある、確かに爆音だった、ほかにもこんな似たような場所がありますよ等々。どうやら、ここを訪れた人が誰しも通る道のようで、良い体験ができました。


リプライ欄を見ると、ほかにも横浜の「伊勢佐木町ブルース」、足利の「渡良瀬橋」など、こういった歌謡碑は各地にあるようです。旅先でボタンを見つけた時は、せっかくなので押してみてはいかがでしょうか。