日本証券業協会は4月20日、2021年12月31日時点の「NISA口座開設・利用状況調査」の結果を発表した。

年代別口座数、20~30代が最多

  • 証券会社におけるNISA口座数の推移(出典:日本証券業協会Webサイト)

2021年末の証券会社のNISA総合口座数は1,108万口座で、前年末と比べて21.2%増加。内訳は、つみたてNISA口座数が前年末比96.5%増の339万口座、一般NISA口座数が同3.7%増の769万口座となった。

投資未経験者の割合をみると、つみたてNISA 口座では同6.7ポイント増の87.2%、一般NISA口座では同4.6ポイント増の47.4%となった。

年代別のNISA(一般・つみたて)口座数を調べると、20~30代が最も多く約300万口座。次いで40代が189万口座、50代が155万口座、70代が140万口座、60代が133万口座、80歳以上が76万口座となった。同調査では、「20 30 代では、他の年代よりもつみたてNISAが占める割合が大きいことから、つみたてNISAの普及拡大が若い世代のNISA口座数の増加に寄与しているものと考えられる」と分析している。

2021年勘定におけるつみたてNISA口座での買付額は過去最高の5,769億円。累計買付額は9,792億円で、前年末より143.4%増加した。一般NISA口座での買付額は2兆6,769億円で、同じく過去最高を更新。累計買付額は17兆1,284億円で、前年末から18.5%増加した。