住友理工は、JR東海の在来線通勤型電車315系に自社の鉄道車両用防振ゴムが採用されたと発表した。新型車両315系は、最新技術の導入により、安全性・安定性のさらなる向上などを実現。3月5日から、中央本線中津川~名古屋間で運行開始している。
鉄道車両用防振ゴムは、鉄道車両の台車部分に取り付けることで、走行中の振動を低減する製品。新幹線をはじめ、国内外の鉄道車両に採用されている。315系では、軸バネ円筒積層ゴムとリンク用のブッシュが採用されたという。
住友理工が納入した製品は、蓄積した製品実測データの集約と実物モデルでの解析・シミュレーションをもとに、予測精度を大幅に上げ、耐久性も向上しているとのこと。