ドラマ『アイムホーム』で木村拓哉演じる主人公の娘役に起用され、同年、ドラマ『コウノドリ』では中学2年生の妊婦役を熱演。当時14歳だった女優・山口まゆは、21歳の大学4年生になった。さまざまな役に挑戦し続け、女優としてキャリアを積み上げている山口。卓越した役作りの極意は“職業病”にあるという。

今回は木村と7年ぶりの共演となったドラマ『未来への10カウント』、小川貴之監督によるショートムービー『それは、ただの終わり』、性的虐待を受けたことから社会に馴染めずにいる女の子を演じたドラマ『シジュウカラ』という3つの作品を通して、山口の芝居への思いを聞いた。

  • 女優の山口まゆ 撮影:宮田浩史

    女優の山口まゆ 撮影:宮田浩史

――現在放送中のテレビ朝日系ドラマ『未来への10カウント』(毎週木曜21:00~)に出演されています。生きる希望を喪失した男が高校ボクシング部のコーチになったことで再生していく青春スポーツドラマ、という作品ですがオファーを受けたときの心境を教えてください。

キャストの皆さんがすごい方ばかりで緊張しましたが、民放のこの時間の“THEドラマ”という作品に出演できて、頑張ってきた甲斐があったのかなとうれしかったです。

――山口さんは新聞部部員の矢代智香を演じますが、どんな役ですか。

「あの2人付き合ってるんだって!」といったスクープに大騒ぎするミーハーな新聞部部員で、明るく楽しく演じています。私は積極的に前に出るタイプではなく、普段は「冷めてる」と言われがちなのですが(笑)、友達と騒ぐことももちろんあるので、その経験を軸に役作りをしています。

――映画『樹海村』でW主演を務めた山田杏奈さんも出演されます。山田さんの女優としての魅力をどう感じていますか。

すごく雰囲気のある女優さん。変幻自在にいろんな役になりきるというよりも、「山田杏奈のあの雰囲気がほしい」という監督が多くて、どちらかというと当て書きされるような存在感を持つ女優さんだと思っています。

――制作側目線の素敵なコメントですね。主演の木村拓哉さんとはドラマ『アイムホーム』以来7年ぶりの再共演となります。SNSでは「すばるだ!」(同作での山口の役名。木村の義理の娘)との反響がありましたが、現場ではお話しされましたか。

あいさつさせていただきましたが、本当に久しぶりだったので緊張しました。目の前の作品に集中するために、過去は過去で今は今と線を引いて、敢えて昔のことを深く掘り下げないところがすごいなと思いました。

――そんな木村さんの座長ぶりはいかがですか。

もう、スターなので……! 締めるときは締めて、緩めるときは緩めて、という現場の“空気”を木村さんが動かしているなと感じます。

――ほかに、今回の共演が特にうれしい方は。

満島ひかりさんはずっと好きだった女優さんなのですごくうれしかったです。木村さん以外の大人のキャストの方はほぼ皆さん初めてなので、刺激をもらえるのが楽しみです。

――では、『未来への10カウント』の見どころを教えてください。

私の登場シーンやボクシングシーンはもちろんですが、メイクさんが「木村さんはやっぱり見せ方を分かっていて、どんなシーンもかっこよく見える」と仰っていたので、木村さんのかっこいいところを見てほしいです!