俳優の妻夫木聡と女優の伊藤沙莉、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が出演する、日本マクドナルド・ごはんチキンタツタの新CM「夜マック店長/ごはんバーガー」編が、19日より放送される。

  • 日本マクドナルド・ごはんチキンタツタの新CMに出演した伊藤沙莉

妻夫木が、夜マック店長として働くドラキュラを演じる同CMシリーズ。新CMには、第1弾に引き続き伊藤が女性客として出演し、塙がそのおじさんとして登場する。

出勤したドラキュラが、食事を楽しむ伊藤に新商品の感想を尋ねる。すると伊藤は故郷・新潟で稲作を教えてくれた塙おじさんを思い出しながら自身の名前が「コシ・ヒカリ」であること、塙おじさんが行方不明になっていることを明かす。一方、ドラキュラの屋敷ではおじさんに似たフランケンシュタインがうなり声をあげる。

撮影では、第1弾から引き続きの共演となった妻夫木と伊藤が息ぴったりの掛け合いを披露。撮影の合間にはお互いに撮影中の作品について話し、近況報告をする姿も見られた。

■妻夫木聡&伊藤沙莉インタビュー
――今回は新潟県産コシヒカリを100%使用したこだわりのごはんバーガーのCMですが、“最近のこだわり”はなんですか?

妻夫木:こだわりと言っていいのかわからないんですけど、バーガーを食べるときにはいつも、いちばんおいしい真ん中を残して最後に食べるという、ちょっとしたこだわりがありますね。もっときれいに食べなさいよ、という話なんですけど(笑)。

伊藤:チキンマックナゲットを1個目は絶対ソースをかけないで食べることですね。基本バーベキューソースなんですけど、もはや素材の味がおいしいから、まずはそのまま食べて、それからソースをつけて食べたり、たまに2個目もつけないで食べたりとか、サンドで食べる感じはよくやっています。

妻夫木:僕はマスタードソース派なんですけどポテトにもつけて食べてます。またこれも、いやしい食べ方なんですけどね。

伊藤:大事に食べていますね。

妻夫木:どうしてこんなにいやしい人間なんだろうな。

伊藤:あははは、そんな反省しなくても(笑)。

妻夫木:昔からずっとそんな食べ方をしてるかな。マクドナルドのマスタードソースがすごい好きなんだよね。おいしいんだよなぁ。お店で買うマスタードソースと、何か違う気がするわけよ。研究に研究を重ねた結果なんでしょうね。

伊藤:めっちゃ言いますね(笑)。

妻夫木:マスタードバーガーとか出してほしいもん。それぐらい好きかもしれない。

――自分の中で「ごはんへの愛があるな……」と思うのは、どんな瞬間ですか?

妻夫木:以前、お米を土鍋で炊いていた時期があって、炊飯器でピッとスイッチを押せば終わりじゃなくて、ちゃんと面倒を見て食べるごはんには特別な思いがあります。日本に生まれてきてよかったなと思う瞬間ですし、新米で炊くと本当においしいので、特に新米の時期はちゃんとおいしいごはんを食べたいなと思います。あと、本当かどうかはわからないんだけど、お米を最初に洗う時が一番水を吸収するという噂を聞いたことがあって、その時は水道水じゃなく天然水で洗いました。捨てちゃうからもったいないんだけど、最初だけ洗うと良い水が染み込むと。聞いたことない?

伊藤:初めて聞きました。

妻夫木:でも、毎回そんな贅沢はできないし、なかなか勇気がなくて、まだ一回しかやったことないんですよ。その時は新米のシーズンじゃなかったから、次はぜひ新米で試してみたいと思います。

伊藤:私は毎回炊きたてのごはんを、最初はおかずなしのまっさらな状態で食べています。しあわせです、あの瞬間。

妻夫木:炊きたてで混ぜる時、ちょっとしゃもじに付いたやつ、おいしいんだよね。特別感があります。

――今回の新商品「ごはんチキンタツタ 宮﨑名物チキン南蛮タルタル」を味わった感想をお聞かせください。

伊藤:めちゃくちゃおいしかったです。朝ごはんもお昼のお弁当も食べて撮影していたんですけど、止まらないというか。ひと口だけでなく、もう少し食べたいと思うぐらいおいしかったです。チキンタツタって、ごはんと食べるとまた違いますよね。

妻夫木:なんでずっとないんだろうと不思議に思うぐらい、合わないわけがないじゃないですか、もう絶対に。ごはんバーガー特有のお米を食べているという安心感なのか、ホッとするんですよ。これがあればもう夜は安心だというか。安心感に満たされますね。味はもう皆さん、予想している先を超えてくるので、それは期待していただきたいと思います。

――この春、チャレンジしてみたいことはありますか?

妻夫木:さすがにこの年になってくると、いいかげんチャレンジやめろよという話にもなってくるんですけど、キャンプがすごく好きで。でもこのご時世、なかなか行くのが難しいじゃないですか。もしいろんな状況が春に落ち着いていたら、ソロキャンプをしてみたいなと思います。ただ自然の中にいて、ボーッとしていたいというか。携帯も見ず、何もせず。

伊藤:発酵玄米がすごくおいしく炊ける炊飯器を買ったんですよ。このままだと一生ダンボールの中にいる感じなので、それを開けたいと思います(笑)。ずっとやろう、やろうと思って、落ち着いた時にじっくり向き合いたいと思ってるんですけど、撮影が入っていたりすると、なかなか開けられなくて。さすがにそろそろ開けないと、教えてくれた友達から感想をめっちゃ聞かれていて、いい感じだと思うと適当に答えちゃってるから、本当のことを言いたいです。

妻夫木:炊飯器が発酵してるんじゃない?

伊藤:ホントそうなんですよ。すごい上手いこと言ってくださいますね(笑)。発酵玄米のお店が推奨している炊飯器で、それが残り何台みたいな時、滑り込みで実家の分と2 台買ったんです。実家の方はおいしく食べているみたいなので、おいしく炊けることは間違いないんですけどね。

――SNSで前回CMの際のドラキュラ姿の写真を投稿されていましたが、周りの反応はいかがでしたか? また、妻夫木さんがドラキュラを演じる際、何かコツのようなものはありますか?

妻夫木:ドラキュラさんとはお会いしたことがないので、なかなか難しいところはあるんですけど、意外と似合うとおっしゃってくださる方が多くて。衣装さんやメイクさんと一緒にアイデアを出し合って、3~4時間ぐらいかけてみんなで作り上げたキャラクターだったので、すごく反応がいいのが嬉しかったですし、みんなで作り上げた格好をしていると、自然とドラキュラの気分になっていくというか。周りがそうさせてくれる感じが大きいですね。でも、僕がストイックに役に入りすぎて、監督に「もうちょっと抑えてください」とか、ついついゆっくりしゃべろうとしちゃうので、現場でよく注意されました。

――そんなドラキュラ役の妻夫木さんをご覧になって、伊藤さんが演じてみたいキャラクターはありますか?

伊藤:私も何かしらのモンスターになってみたいと思います。人間じゃない役って、カラスの役と、全身が多鉱石で覆われている役というのはやったことがあるんですけど……。動物でもなく、そういう不思議な存在でもなく、みんなが知ってるモンスターとか妖怪って、やってて楽しいだろうなと思いますし、そういう役にもチャレンジしてみたいと思います。