俳優・磯村勇斗が企画・プロデュースを手がける「第1回しずおか映画祭」が23日、静岡市・清水文化会館マリナートにて開幕。2025年に亡くなった原田眞人監督を偲び、映画『駆込み女と駆出し男』(2015)の特別追悼上映が実施され、上映後には出演者の戸田恵梨香が登壇。トークセッションでは、映画業界における女性の働き方や自身のキャリア観について話した。
会場は女性客を中心に満員となり、戸田の登場に大きな歓声が沸き起こるなど熱気に包まれた。戸田はその反応に「こんなたくさんの声援をいただいて本当に嬉しい」と笑顔を見せた。
トークでは作品や故・原田監督への思いとともに、映画業界における女性の働き方や自身のキャリア観についても言及。
戸田は出産を経たことで「仕事への向き合い方が変わった」と語り、「女性が諦めることなく働き続けられる環境になってほしい」と率直な願いを明かした。
また、業界内での変化にも触れ、映画現場におけるベビーシッター制度の導入などサポート体制が整ってきている現状を挙げつつ、「一人ひとりが認められ、光を見つめていける時代になってきたのはうれしいこと」と前向きに評価。女性がキャリアとライフイベントを両立しやすい環境づくりの重要性を強調した。
さらに、自身の人生観についても踏み込み、「20代、30代は目標に向かって突き進んできたけど、子どもを産んでから人生の一区切りを感じる瞬間が増えました」と吐露。「これからの40代をどう生きていくか、もう一度考えたいです」と語り、キャリアの転換期を迎えている心境を明かした。
本イベントでは、戸田の率直な発言から、俳優としてだけでなく一人の女性としてのリアルなキャリア観が浮き彫りに。映画業界における働き方改革の現在地とともに、今後の在り方を考えさせる機会となった。
【編集部MEMO】
戸田恵梨香
1988年生まれ、37歳。
映画、ドラマをはじめとして活躍する俳優。
2020年には俳優・松坂桃李と結婚したことを発表。
2023年には第一子が誕生。

