俳優の米本学仁が、フジテレビ系ドラマ『ナンバMG5』(13日スタート、毎週水曜22:00~)で、20日放送の第2話にゲスト出演する。

  • 米本学仁(中央)=フジテレビ提供

米本は、身長180センチ、体重180キロという迫力ボディーかつ圧倒的な演技力が魅力の、ハリウッド“逆輸入”俳優。元々俳優を目指していたわけではなく、映画プロデューサーになりたくて、2007年に渡米。現地のカレッジで出会ったなかやまきんに君とラーメンを食べていたところスカウトされ、キアヌ・リーブス主演の映画『47RONIN』(13年)で俳優デビューした。以降、アメリカを拠点に俳優として活躍し、ドラマ『全裸監督』(19年)、映画『総理の夫』(21年)など国内の作品にも出演。2020年より日本に拠点を移すとミュージカル、バラエティへと活躍の場を広げ、今年はNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で伊豆武士を熱演して話題になったばかりだ。

そんな米本が演じるのは、伍代(神尾楓珠)が通う、不良が多いことで有名な市松高校の2年生・最上。市松を実質とりまとめる最強かつ最凶の2年生で、ケンカをする時はメリケンサックをはめ相手を徹底的にボコボコにすることで知られている。“特攻服を着た正体不明のヤンキー”のウワサを聞き、その正体を割り出そうと躍起になっており、「有力な情報には10万円の賞金を出す」と宣言。それが剛(間宮祥太朗)であることを知らない深雪(森川葵)は、あることでお金がどうしても必要だったため、なんとか“特攻服の男”の最新情報を集めようとする。そして、ついに“特攻服の男”の居場所をつかんだ深雪は、恐る恐る最上のグループに接触することに。しかし、そこには罠が――。

米本のコメントは、以下の通り。

――今作のオファーを受けて。

「まず僕でいいんですか?って(笑)。いろいろな役をやらせていただきますが、高校生がもういっかいできるんだ!と。本当におこがましいというか…。どんな原作なのだろう、とすぐに読ませていただきました。めちゃくちゃ面白くて、でも面白いだけではなくて本当にいい話で、最上を演じることが楽しみになりました」

――最上役をどう演じましたか?

「台本にはないのですが、自分の中で、最上はなぜ強くならなければいけなかったのか?を考えました。強くなる必要ってないはずなのに、そういう道を選んでしまった最上は、本当はどういう存在でどういう生い立ちなのだろう?と勝手に考えを膨らませて演じました。剛にとっては敵ですが、最上にとって剛が敵であって、仲間との世界をおびやかす存在、だから負けられない。でもそれって何なのだろう、といろいろと考えながら演じさせていただきました」

――間宮祥太朗さんとの初共演はいかがでしたか?

「エネルギーをびっしびしに飛ばしてくれるな!と。こっちがエネルギーをびっしびしに投げたら、びっしびしに受け止めてくれるな!というのが素直な印象です。直流交流じゃないですけど、電気をすぐに通してくれる方。撮影の合間や、“アクション!”となる前の数秒間の時間も、剛と最上は対峙(たいじ)してにらみ合っていたのですが、そういうときでも、途切れずに届けてくれる存在でいてくれるから、僕も負けない存在でいたいと思いました。その時間を過ごせたのは幸せでした」

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