カヤックは4月11日、「SMOUT移住アワード2021」の結果を発表。同ランキングは、2021年4月1日〜2022年3月31日の期間中に、同社運営サービス「SMOUT」の一般ユーザーが「ファボ(興味ある)」した件数を集計したもの。総ファボ数は8万3,263件。

  • 『SMOUT移住アワード2021』【市区町村部門】

    『SMOUT移住アワード2021』【市区町村部門】

期間内にプロジェクトを公開した日本国内520地域が発信する情報に対し、「ファボ(興味ある)」した数を集計した結果、「SMOUT移住アワード2021」市区町村部門の1位は、「山口県萩市」となった。

「【2022年3月OPEN予定】築200年の古民家で小商い&スタッフしませんか?」「ワーケーション企画始動!歴史と自然あふれる街で働きながら休みを楽しみませんか?」など、ワーケーションというトレンドを踏まえ、歴史・文化、自然、温泉、古民家、空き家、関係人口から移住まで、バランスよく幅広いテーマを網羅した63件のプロジェクトが並び人気に。総ファボ数は2,627件にのぼった。

続く2位にランクインしたのは「長野県伊那市」。「週24時間・副業OK」の地域おこし協力隊も特徴的で、プロジェクトでもタイトルでうたうなど上手くPR。農業・林業に関するユニークなプロジェクトのほか、教育移住でも注目を集めており、自然豊かな環境で、学校独自の多彩な教育を受けられると人気に。プロジェクト数は65件、総ファボ数2,558件だった。

3位には、「兵庫県豊岡市」がランクイン。地域おこし協力隊の人数は、これから着任する方も併せると約50人にのぼり、映画や演劇によるまちづくりを推進し、演劇祭×まちづくり、アート好きの募集などクリエイターを積極的に募集。また、伝統産業の担い手や、猟師体験、高校生とまちづくりといった53件のユニークなプロジェクトが揃い、総ファボ数は2,455件にのぼった。

以下、TOP10には、4位「新潟県三条市」(ファボ数1,927件)、5位「高知県黒潮町」(同1,391件)、6位「北海道下川町」(同1,128件)、7位「富山県南砺市」(同937件)、8位「島根県海士町」(同935件)、9位「沖縄県石垣市」(同858件)、10位「長野県佐久市」(同855件)がランクインした。

  • 『SMOUT移住アワード2021』【都道府県部門】

    『SMOUT移住アワード2021』【都道府県部門】

「SMOUT移住アワード2021」都道府県部門ランキングでは、2021年上半期に続き「長野県」が総ファボ数8,636件でTOPを独走。プロジェクト数は214件で、中でも、空き家の片付けを一緒にしようと呼びかけた塩尻市のプロジェクトは、斬新な企画としてSMOUTチームでも話題に。また、飯田市、駒ヶ根市の空き家オンラインツアーなど、自宅にいながら地域の空き家を見学できる手軽さで注目を集めた。

続く2位にランクインしたのは「兵庫県」。豊岡市、養父市、香美町といった北部地域をはじめ、各地域とも、人気の「地域おこし協力隊」プロジェクトが注目を集めた。また、協力隊に加え、空き家の活用や起業、副業・兼業者と地域事業者をつなげるなど、新しいことを起こす人の募集も人気となり、プロジェクト数は145件、総ファボ数は5,478件にのぼった。

3位には「山口県」がランクイン。1位の萩市に加え、県下の美祢市、岩国市のプロジェクトも健闘。自然豊かな地の利を活かした、アウトドア、温泉、島を打ち出した移住・関係人口施策が特徴に。また山口県のライブ配信イベント「YY!ターンカレッジ」が781のファボを獲得するなど、県主体の情報発信が奏功した。 プロジェクト数は164件、総ファボ数は5,440件。

以下、4位「高知県」、5位「北海道」、6位「鹿児島県」、7位「愛媛県」、8位「島根県」、9位「和歌山県」、10位「新潟県」が上位にランクインした。