歌手の安斉かれんが3月2日、7作連続配信プロジェクトの第5弾となる新曲「ちゃんと世界線」をリリースした。若手映像監督Pennackyが手がけた同曲のミュージックビデオ(MV)では、2月19日にSNSで姉妹であることを公表した実妹・安斉星来と初共演を飾った。今回、姉妹そろってインタビューに応じ、初共演の感想や2人の仲、今後などについて語ってくれた。

  • 安斉かれん(左)と実妹・安斉星来

――7作連続リリースプロジェクトの第5作「ちゃんと世界線」の魅力を教えてください。

安斉かれん:私、日頃から世界線という言葉をよく使うんです。「あ~、そっちの世界線ね!」「そっちの生き方ね」みたいな。そして「ちゃんと世界線」の“ちゃんと”は、「ちゃんと人間してるな」みたいな感じでよく使います。そういう自分がよく使うワードをくっつけたタイトルです。この曲は、全体的に世界線や並行世界ということを描いていて、「もし、今別の世界線があったらどうしていたんだろう?」みたいな、そういう意味合いの世界線です。そうして想像することで、より今の選択を大切にしたいと思えるし、今をちゃんと生きていこうと感じることができると思うので。サウンド的には、疾走感のあるポップなメロディなので、歌詞とリンクして聴きやすいと思います。

――「ちゃんと世界線」のMVでは、姉妹初共演を果たしました。共演にいたった経緯は?

かれん:もともと、姉妹だと公表するのに、お互いタイミングを見計らっていました。私が先にデビューしていたので、いきなり紹介して「かれんちゃんの妹」となるよりも、「かれんちゃんと星来ちゃんって姉妹だったんだ!」ってなるほうが、形的にもキレイだなと思ったので。今回こうした巡り合わせも合って、このタイミングでMV共演の流れを受けて公表しました。

――星来さんは、今回の初共演をどのように受け止めていらっしゃいますか?

安斉星来:共演することは以前から2人で話し合っていたので、違和感などは全くないです。「やっと共演できる日が来たな」っていう感じです。

――初共演のMVの魅力は?

かれん:姉妹共演以外にも360度のカメラを使った撮影も初めてですし、MVで振りを踊るのも初めて。初めて尽くしの作品になったので、私にとって特別なものになりました。鏡や宇宙世界など6つの世界に移り変わるセットにも注目してみていただけたらと思います。

星来:歌詞にも注目してほしいです。歌詞とMVと一緒に堪能してほしいですね。

――ファンの方にどういう点を見てほしいですか?

星来:「これが家族だよ~! ファミリーだよ~!」っていうところですかね(笑)。ありのままを見てほしいです。

――仕事現場で見た、“芸能人”としてのお互いをどう感じましたか?

かれん:すごいクールで、18歳に見えないくらい、しっかりしてますね、表向きは(笑)。

星来:ハハハ! 表向きは(笑)。

――星来さんは、かれんさんをどう見ますか?

星来:かれんは、私が通ってこなかったアーティストという道を、仕事だからとか好きでやっていてすごいなと思いますし、尊敬できますね。

――芸能界には、姉妹であることを発表はしても、共演しない方々もいらっしゃいます。早いタイミングで共演した印象を受けましたが、そのあたりに迷いなどは?

かれん:なかったですね。すぐ共演したほうが楽しいし。

星来:まぁ、言い方が少し大げさかもしれませんが、生きやすいですね。

かれん:公表前はね、SNSとか気をつけないといけないし。

星来:犬を飼ったりしているので、毛が映らないようにしなきゃいけないだとか色々注意はしていました。そういう気づかいが今後なくなって楽になりますね。