名古屋鉄道の6000系白帯ラッピング車両「にしがま号」が運行開始した。おもに蒲郡線吉良吉田~蒲郡間で運行され、5月8日まで同区間の運行時に「にしがま号」のイラスト系統板を掲出する。名鉄のサイトにて運行スケジュールも公開されている。

  • 名鉄6000系白帯ラッピング車両「にしがま号」。蒲郡線での運行時にイラスト系統板も掲出する

6000系白帯ラッピング車両「にしがま号」は、名鉄が西尾市・蒲郡市と締結した「名鉄西尾・蒲郡線に関する連携合意書」の合意事項である「地域とともに更なる観光推進」の一環で登場。名鉄西尾線・蒲郡線(西尾~蒲郡間)で運行される6000系ワンマン車両1編成(6011-6021編成)を使用し、車体前面・側面に白帯のラッピングを施した。

このラッピングは、1980~1990年代に有料特急専用車両であることを示すため、7700系などで採用していた白い帯状の塗装をイメージしており、今回の復刻で当時を懐かしむとともに、西尾・蒲郡観光活性化のコンテンツとして活用するとしている。運行開始日の3月19日、西尾駅で発車式が行われた後、臨時列車として吉良吉田駅まで運行されたという。

  • おもに蒲郡線吉良吉田~蒲郡間で運行される

愛称の「にしがま号」は、西尾線・蒲郡線が「西蒲線」と呼ばれていることにちなみ、命名された。5月8日までこの愛称で運行し、蒲郡線吉良吉田~蒲郡間の運行で「にしがま号」のイラスト系統板を掲出するほか、車内において白帯塗装を施したかつての車両写真を展示する。なお、「当該車両は主に蒲郡線で運行しますが、名古屋本線、犬山線等ほかの線区も運行します」とのこと。