新生活に向けて、準備を始める3月。通勤・通学などの移動手段で自転車に乗ろうと考えている人もいるのでは?
最近では電動アシスト自転車を移動手段として使う人も増えてきています。そこで今回は、通勤・通学にもピッタリな電動クロスバイク、ブリヂストンサイクルの「TB1e」に乗って街中を走ってみました。
グッドデザイン賞を受賞 通学・通勤向けの装備を詰め込んだe-bike
今回試乗するのは、ブリヂストンサイクルの電動クロスバイク「TB1e」で、2021年12月に発売した2022年モデル。「TB1e」は2020年度グッドデザイン賞を受賞しており、デザイン性の高さも特徴です。
タイヤサイズは27型で、乗車可能最低身長は151cmからと学生や小柄な人も幅広く乗れるサイズ感。カラーは、T.Xマットグレー(ツヤ消しカラー)、T.Xネオンライム(ツヤ消しカラー)、E.Xブラック、M.Xオーシャンブルーのスタイリッシュな4色が展開されています。
クロスバイク仕様ではありますが、通学・通勤時にあると便利な装備を詰め込まれているのが「TB1e」のポイント。水ハネによる服の汚れを防ぐドロヨケや、手軽に駐輪しやすいサイドスタンド、LEDランプなどが標準装備されています。
また、タイヤはひび割れやパンクに強い「ロングレッド」を、チェーンはサビにくく耐久性に優れた「ステンガードチェーン」を採用しているので長く使用することができます。
サドルは、スタイルを崩さずに快適なペダリングを実現する「スポーティクッションサドル」。 程よいクッション性があり、座ってみると固すぎずにお尻にピタッとフィットし、長距離の走行でも痛みを感じにくそう。
「走りながら自動充電」エコモードでは200kmもの走行が可能に
バッテリー容量は14.3Ah相当で、1回の充電時間は約4時間10分で完了します。アシストモードは「パワーモード」「オートモード」「エコモード」の3種類。1充電あたりの走行距離目安は、「パワーモード」で約62km、「オートモード」で約105km、「エコモード」で約200kmと他の電動アシスト自転車ではなかなか見ることのない走行距離に。
「TB1e」は、走行中にペダルを止めるか左ブレーキをかけると発電する「走りながら自動充電」機能を搭載しているので、バッテリーも長持ちし長距離の走行を可能にします。
アシストモードはハンドルの左にある「スマートワンタッチパネル」で変更できます。 「スマートワンタッチパネル」はシンプルな構造なので、操作はとてもカンタン。
変速方式は外装7段。右手でスムーズにギアチェンジをしつつ、電動アシストで軽快に走れそうです。
そんなスタイリッシュなデザインの「TB1e」、乗り心地を実際にたしかめてみました。
自然でなめらかな走り出し! 力を使わずに安定感のある走行が魅力的
まずは平坦な道を「エコモード」で走ってみました。 漕ぎ始めから自然にアシストがかかり、なめらかに走行をサポートしてくれます。
「エコモード」の段階にも関わらず「これはいい!」と編集部員に叫んでしまいました。
「オートモード」に切り替えてみると、スムーズなアシストから始まり徐々にスピードをあげ、漕がなくても一定のスピードをキープできました。アシストモードを強くすると、アシストがかかり始めた時にグンッと体を引っ張られる感覚がある電動アシスト自転車もありますが、前輪はフロントモーター、後輪は人の漕ぐ力による駆動の「両輪駆動」を搭載した「TB1e」は、驚くほど自然でなめらかなアシスト。
平坦な道であれば「エコモード」で十分なほど心地よくアシストをしてくれました。
坂道に「エコモード」から挑戦してみると、やや前屈みになって力を入れますが、アシスト機能がない自転車よりもはるかにラクに走行できます。
「オートモード」では、ただ脚を動かすくらいで、負担なく坂を登り切ることができ、さらに「パワーモード」を試してみると、前後から誰かに支えられながらアシストしてもらっているような感覚に。 力強いアシストにも関わらず安定感があり、坂道を走っている時の大変さはありません。
続いてアシストをオフして下り坂で「走りながら自動充電」機能を試してみました。
挑戦する下り坂は、ブレーキで調整しないと前に転んでしまいそうな勾配のある長い下り坂。左ブレーキをかけながら試してみると、普段のブレーキよりも優しくスピードが抑えられ、なめらかな走行で安心して下ることができました。
この間に発電しているのかと思うとなんだか嬉しくなってしまい、遠回りしてでも下り坂の多い道を選びたくなってしまいます。
通常装備が充実し、アシストモードの切り替えもシンプルで安定感のある乗り心地のブリヂストンサイクル「TB1e」。これだけハイスペックな機能が揃っていれば、新生活の移動時間もラクをしながら充実できそうです。新生活の相棒を探している人はチェックしてみては?