ヤッホーブルーイングは3月14日、10年ぶりの全国向けレギュラー製品となるクラフトビール新製品「裏通りのドンダバダ」を発表した。

  • 「裏通りのドンダバダ」製品発表会に「裏通りのドンダバダ」パッケージデザインにあるルチャリブレの選手(メキシコのプロレス)のコスチュームで登場した代表取締役社長の井手直行(てんちょ)氏

同社は長野県軽井沢町で1997年に創業したクラフトビールメーカーで、全国向けレギュラー製品としては看板製品「よなよなエール」をはじめ、「インドの青鬼」「水曜日のネコ」「東京ブラック」「サンサンオーガニックビール」を展開している。

コンセプトは「自分の好きに夢中で生きる」

今回発表された「裏通りのドンダバダ」の製品コンセプトは、「自分の好きに夢中で生きる」。ネーミングも製品コンセプトから着想し、「裏通り」は、こだわりのある大人が集まる場所をイメージ、「ドンダバダ」は自由に表現する即興演奏が特徴の「ジャズ」のスキャット("ダバダダバダ"などの、意味はないが響きがよい音)を組み合わせた。「ドンダバダ」はそんな裏通りでルチャ・リブレ(メキシコのプロレス)に夢中になっているキャラクターだそう。

  • 酵母添加量は「水曜日のネコ」の3倍。同社定番製品の中で最も高い温度で発酵させシャルドネを思わせる爽やかな香りに。本場ベルギーの製法からインスピレーションを受け、ブドウ糖を加える事でドライな味わいに

ビールのレシピ開発はクラフトビールの世界に魅せられた20代・30代の若手ブルワー2名が担当。既存のビアスタイルや概念・製法にとらわれず、自分達がいちばん飲みたい、心から飲みたい味わいを追求したという。

伝統的なビアスタイルをモダンに、シャルドネを思わせる香り

ビアスタイル(ビールの種類)は、「フリースタイルベルジャンゴールデンエール」。ベルギー発祥の伝統的なビールをモダンに再構築した。

  • 「裏通りのドンダバダ」缶製品(350ml/希望小売価格294円)

伝統的なベルジャンゴールデンエールはホップ香をほとんど感じないビアスタイルだが、同商品は爽やかな果実香と軽快なウッド香が混じり合った、ワインのシャルドネを思わせる爽やかな香りが特長。飲みくちはドライで軽快さがありながらも、ほどよいボディ感と少し高めのアルコール度数6.0%で飲みごたえのある仕上がりとなっている。

樽製品の先行提供は3月14日からよなよなエール公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」新虎通り店で、15日から「YONA YONA BEER WORKS」各店で販売する。

缶製品(350ml/希望小売価格294円)は3月22日から全国の「ローソン」「ナチュラルローソン」「ポプラ」の酒類取扱い店舗(取り扱いのない店舗もある)で数量限定販売、公式通販サイト「よなよなの里」で先行発売。4月上旬から「首都圏・東海・近畿・軽井沢」を中心としたエリアで順次発売予定。現在供給体制の安定化を進めており、今後販売エリア・店舗を拡大していく予定という。

先着1,000名限定の製品プレゼントも

3月14日〜4月12日の期間限定で、先行発売よりもいち早く「裏通りのドンダバダ」の缶製品を手に入れることができる「架空のBARへの入口(扉)」を東京・表参道、渋谷、下北沢の街中に4箇所設置。扉からたどり着ける特設サイトの合言葉をYONA YONABEER WORKS各店で伝えると、その場で「裏通りのドンダバダ」缶製品がプレゼントされる。先着約1,000名限定(各店舗の在庫が終わり次第配布終了)。公式通販サイト「よなよなの里」のよみものページ内にも同様のBARへの入口(扉)が設置されている。

また、製品の世界観を表現したイメージムービーをヒップホップ界で人気のラッパーと制作し、3月22日にヤッホーブルーイング公式YouTubeチャンネルで公開。発売記念オンラインイベントイベント「『裏通りのドンダバダ』よろしく宴」も3月22日と4月7日の2回開催するほか、3月14日〜4月3日、SNSキャンペーン「#ドンダバダ発見」SNS上で「#ドンダバダ発見」と題したキャンペーンを実施する。

全国のローソンの酒類取扱い店舗では、Pontaカード又はdポイントカードを提示で抽選でオリジナル景品が当たる「マイレージキャンペーン」を開催する。

  • 「ドンダバダ」は裏通りでルチャ・リブレ(メキシコのプロレス)に夢中になっているキャラクター