ステランディスジャパンはこのほど、プジョーのコンパクトSUV「2008」に1.5Lクリーンディーゼルターボエンジン搭載仕様を追加して発売した。あわせてディーゼルモデル、ガソリンモデル全⾞に新しいオートマチックセレクターを採⽤し、仕様変更を行なった。

  • コンパクトSUV「2008」に1.5Lクリーンディーゼルターボエンジンを新たに搭載

プジョーのコンパクトSUV「2008」は2020年9⽉の国内デビュー以来、そのスタイリッシュなデザイン、スポーティーな⾛りと優れた燃費性能、⽴体駐⾞場に対応するサイズなどから好評を博している。

⽇本市場でも激戦区といわれるコンパクトSUVマーケットにおいて存在感を発揮し、2021年度の⽇本における販売台数でが市場の約21%を占め、プジョーブランドの重要なモデルのひとつとなっている。

  • ディーゼルモデル、ガソリンモデルに指先だけでシフト操作ができるトグルタイプのオートマチックセレクターを採用

今回は「2008」に1.5Lクリーンターボディーゼルエンジン(DV5型)を搭載した「2008 GT BlueHDi」を追加。DV5エンジンは2009年ル・マン24時間を制覇した「プジョー908 HDi FAP」の設計を反映させた燃焼室形状、フリクション軽減のための各部DLC(ダイヤモンドライクコーティング)処理、2000バールの新インジェクション、新排気浄化システムSCRFなどの技術を採⽤した最新エンジンとなっている。

DV5型エンジンは130psという最⾼出⼒と⾃然吸気3Lガソリンエンジンに匹敵する300Nmの⼤トルク、さらにディーゼルエンジンの概念を覆す軽快な吹け上がりとレスポンス、良好な実⽤燃費(WLTCモード20.8km/L)を誇り、すでに同エンジンが搭載されているプジョーの「308」や「リフター」において好評を博している。

  • DV5エンジン仕様のデビューエディション、特別仕様⾞「2008 GT Pack BlueHDi」

このDV5エンジン仕様のデビューエディションとして「2008 GT Pack BlueHDi」を発売。「2008」初のナッパレザーシート(ブラック)と運転席電動シート&アクティブランバーサポートを装備し、パノラミックサンルーフを標準化した特別仕様⾞となる。

今回の新仕様投⼊を機に、ディーゼルモデルおよびガソリンモデルのオートマチックセレクターを指先だけで操作できるトグルタイプのものに変更する。よりストレスフリーな操作性、センターコンソールにおける収納スペースの改善を図っている。モダンな「2008」のインテリアが、さらにモダンに洗練されたデザインになっているという。

車両本体価格は「2008 GT BlueHDi」が390万円、特別仕様⾞「2008 GT Pack BlueHDi」が421.5万円。