どんぶらこ〜どんぶらこ。かつて、川上から流れてきたという大きな桃。実際にあんな大きな桃が流れてきたら、それは驚くはず。

そして令和の今。川上から流れてきたのは……

たこ焼きの舟
舟皿に入ったたこ焼きを見て思いついたことを、川で実行してきました
(@shiragaigarashiより引用)

なんと! 舟皿ならぬ本物の小舟にたこやきが7つ⁉ いや7体!

企画したのは、"楽しくて美味しそうな作品"を作っていらっしゃるカナイガさん(@shiragaigarashi)です。

この衝撃の光景に、「うける!!!」「めっちゃ面白いこと やってますね~」「その発想力すんばらしいっ」「手を振ってるのと 姿勢の正しい正座姿に 笑いが止まらないw」「船頭さんの赤ジャケットは紅生姜」「おじさんのもってる櫂がもう爪楊枝にしか見えないw」「シュールwww」「えー!! めっちゃ可愛い!面白い! 私も参加したい」「全力で手を振りたwww」と、みなさん大ウケ。

笑いを誘う企画に「平和が1番だと感じる作品です」「落ち込んでましたが、久しぶりに笑いました!ありがとう」「なんか元気出ました、ありがとうございます」といった声も寄せられていました。

さて、船頭さんといい柵の感じといい、少々ノスタルジックな雰囲気を感じますが、ツイッター民からは「ここどこ?佐原?川越?なんか佐原か川越っぽい」「もしかして佐原ですか?」という声も。

たこやき舟が流れていた場所はいったいどこなのか⁉ 今回の企画について、カナイガさんにインタビューしてみました。

―― たこ焼きの舟がリアルになって驚いたのですが、本作品の制作時間や作成方法また、たこやきの舟皿を流した場所をお聞かせいただけないでしょうか?

制作時間は、最初に着手してから半年くらいです。ゆっくりと作っていました。たこ焼き本体は、建築家isaoさんという方にご協力いただきながら、手作りで制作しました。流した場所は千葉県の佐原です。佐原の方々にお願いして、舟貸し切りなど、いろいろな事をご協力いただきました。

―― さすが"水郷の町"佐原。江戸風情を感じる街並みがすてきな町ですよね。そこに、まさかたこやき舟が流れてくるとは、発想が面白いですね。

―― 特に苦労した部分、またはこだわった点などあれば教えてください。

たこ焼きが大きいので、マヨネーズをかけるのは緊張して大変でした。

―― 大きな反響がございますが、率直な感想をお聞かせください。

楽しさが伝わったようでとても嬉しいです。
川に実際に行ってよかったです!


町や人に元気と笑顔をもたらしたこの企画に「観光客が戻ったら、道頓堀をどんぶらしてほしいです」というオファーも。ぜひ、実現してほしいですね。

なお、カナイガさんは、シャレのきいた小物を中心にさまざまなグッズを制作されています。どれも思わず笑ってしまうような作品ばかりです。クリエイターズマーケットBOOTHにも出品されていますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。