JR東日本仙台支社は2日、左沢(あてらざわ)線が4月23日に全線開通100周年を迎えることを受け、各種イベントや「左沢線全線開通100周年」記念入場券の発売、記念団体臨時列車の運転など、さまざまな企画を実施すると発表した。

  • 記念団体臨時列車のイメージ(提供 : JR東日本仙台支社)

記念団体臨時列車「左沢線全線開通100周年号」は、ディーゼル機関車DE10形と旧型客車3両の編成で、4月23・24日に山形~左沢間を運行。沿線の高校生がデザインしたヘッドマークを取り付けて運転する予定で、車内にて社員手づくりの缶バッジやペーパークラフトがこどもたちに配布される。

「左沢線全線開通100周年号」へ乗車するには、びゅうトラベルサービス「日本の旅、鉄道の旅」サイトと、大人の休日予約センター東北にて、3月2日16時から販売される旅行商品をはじめ、阪急交通社・読売旅行・クラブツーリズムが企画・実施する旅行商品を購入する必要がある。

  • 記念団体臨時列車の車内イメージ(提供 : JR東日本仙台支社)

  • 「左沢線全線開通100周年」記念入場券 表面イメージ(提供 : JR東日本仙台支社)

  • 「左沢線全線開通100周年」記念入場券 裏面イメージ(提供 : JR東日本仙台支社)

「左沢線全線開通100周年」記念入場券は、山形~左沢間全12駅の硬券入場券と専用台紙をセットにした商品(1,800円)で、4月23日から山形駅で400セット、北山形駅で100セット、羽前長崎駅で100セット、寒河江駅で300セット、左沢駅で100セットを販売。羽前長崎駅と左沢駅は4月23日のみの販売、その他の駅は10月22日までの販売だが、なくなり次第終了となる。

その他、左沢駅前で4月23日に記念セレモニーが開催され、4月23・24日にマルシェも開催。4月23・24日は各駅で記念列車の出迎え・見送りも行われる。学生が考えた駅からハイキング「左沢線100周年 ~ぷくちゃんと歴史大冒険!!~」は4月23日に開催予定となっている。情報発信の取組みも行い、ポスターなどを主要駅に掲出するほか、社員手づくりのボトルキャップアート(約7,000個分)を寒河江駅に展示。JR東日本仙台支社公式SNSや一部自治体のSNSによる情報発信も実施する。