厚生労働省が3月2日に発表した統計によると、2021年の生活保護申請件数は23万5,063件(1~3月確報値、4月以降速報値)となり、前年と比べて1万1,431件(5.1%)増加したことがわかった。前年を上回るのは2年連続。新型コロナウイルスによる影響とみられる。

12月の申請件数は2.6%増加

  • 被保護者世帯数(各月間)と対前年同月伸び率(出典:厚生労働省Webサイト)

同省は同日、2021年12月の被保護者調査の結果を発表。それによると、12月時点の生活保護受給世帯は前年同月比6,760世帯(0.4%)増の164万4,884世帯となった。増加は13カ月連続。

生活保護受給者数は同1万182人(0.5%)減の204万211人。生活保護申請件数は同444件(2.6%)増の1万7,751件と、8カ月連続の増加。生活保護開始世帯数は同375世帯(2.2%)増の1万7,648世帯と、2カ月連続の増加となった。