Agooraが運営する弁護士相談ポータルサイト「債務整理弁護士相談広場」は2月22日、2022年1月時点で借金がある人を対象とした調査結果を発表した。調査期間は2022年1月20~25日、有効回答は273人。

借金した理由、1位「住宅ローン」

  • 借金するに至った主な理由を教えてください。「債務整理弁護士相談広場」調べ

借金するに至った主な理由を聞くと、1位「住宅ローン」(34.43%)、2位「生活苦・低所得」(32.6%)となり、住宅購入のためのポジティブな理由と、資金不足でやむを得ずといったネガティブな理由の2つが高い結果に。以下、3位「商品・サービス購入(クレジットカードやカードローンの多用)」(17.58%)、4位「ギャンブル」(12.45%)、5位「浪費・遊興費」(9.89%)と続いた。

特に出費として苦しい項目は、「住居費」が55.06%で最多。次いで「食費」が46.07%、「保険代」が32.58%となった。

借金の総額を尋ねると、「100万円以下」が30.4%と最も多く、続いて「501万円以上」が30.04%と、両極端な結果に。借金するに至った理由の属性別では、生活苦・低所得による借入をしている人は100万円以下、住宅ローンなどによる借入をしている人は500万円以上が多かった。

月々の返済額については、「5万円以下」が46.52%、「6~10万円」が28.57%と、全体の約75%が10万円以下に抑えていることがわかった。また、法的に借金を解決できる債務整理を知っている人は60.8%だった。

現在の生活で借金があることに「納得している」人は67.03%、「後悔がある」人は32.97%。納得している人について借金した理由別にみると、「住宅ローン」が最も多く41.5%。一方、後悔している人では、「生活苦・低所得」が約半数の45.6%を占めた。