朝日酒造はこのほど、「久保田」ブランドとしては初となるにごり酒の新商品「久保田 純米吟醸にごり」(720ml/1,320円)を春限定で出荷開始した。

  • 「久保田 純米吟醸にごり」(720ml/1,320円)。ラベルデザインは、すっきりとした味わいを余白のあるデザインで表現。純白で風合いのある紙でオリ(滓)をイメージしている

にごり酒は11月頃から出荷される冬の定番の日本酒で、コアな日本酒ユーザーから支持されているカテゴリ。一般的には豊潤で濃厚な味わいが特徴だが、同商品はすっきりと飲みやすく仕上げられている。3月にはひな祭りの白酒やホワイトデーなど白にまつわる歳時もあることから"春のにごり酒"として提案し、コアなユーザー以外にも飲んでもらうきっかけづくりを狙う。

キメ細やかなオリ(滓)となる絞り方で、さらっとなめらかな口当たりを実現。純米吟醸ならではのフルーティーで華やかな吟醸香と、味わいはふくらみがありながらも、シャープな甘味と原料米「五百万石」によるすっきりとしたキレのある後味が楽しめる。

コアなユーザー以外でも飲みやすい工夫がなされつつも、久保田らしさのある味わい。アルコール分13度とにごり酒としては低めで飲みやすいが、甘味と酸味も十分に感じられる。

  • ユーザーの求める「甘みのある味わいでアルコール度数を感じさせないなめらかなにごり酒」に久保田らしさ=キレ、すっきりをプラス

おすすめは5~10℃くらいに冷やした飲み方。日本酒好きの人は温めても。から揚げや焼き肉などの旨味のある肉料理、西京焼きなど味わいを重ねた魚料理、香辛料の効いた料理などと相性ぴったりだ。

また、炭酸水やフルーツジュースなどで割ったり、フルーツやスパイスなどでアレンジしたりしてもおいしい。

  • アレンジしてより華やかに。正直なところ「そのまま飲んでもこんなにおいしいのに割るなんてもったいない」と思ったが、飲んでみると……割ってもおいしい!

割り方はたとえば「にごりサワー」(久保田 純米吟醸にごりをグラスの2/3、炭酸水をグラスの1/3)、「レッドクラウディー」(久保田 純米吟醸にごりをグラスの2/3、トマトジュースをグラスの1/3)、「パープルクラウディー」(久保田 純米吟醸にごりをグラスの2/3、ぶどう100%ジュースをグラスの1/3)など。アレンジレシピは公式サイトでも紹介されている。