きょう25日のフジテレビのドキュメンタリー番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(毎週金曜24:55~ ※関東ローカル)では、SixTONES特集の最終話を放送する。

  • (左から)森本慎太郎、田中樹、京本大我、松村北斗、高地優吾、ジェシー=フジテレビ提供

今年1月5日に発売された2ndアルバム『CITY』は、初週47万枚を売り上げ、初登場1位を記録。そんな話題の2ndアルバムをひっさげ、今年全国9都市で開催中のライブツアー「Feel da CITY」の幕開けを飾った横浜アリーナ公演に番組が密着した。さらにはSixTONESを形作る、それぞれの原点にも迫る。彼らを音楽へと突き動かす原動力、そしてライブにかける思いが明かされる。

ライブ初日のおよそ1カ月前。稽古場では、本番に向け最終リハーサルが行われていた。およそ2時間、オープニングから最後の曲まで初めて通しでパフォーマンスした6人。スタッフから実際に通した感想を問われたメンバーは「ちょっとぬるいっすね」「締まりがないかな」と思い思いに口にする。

グループ最年少の森本慎太郎は「全体を通して、SixTONESのライブに来たな感をあんまり感じなかった」と、手応えをつかめていない気持ちを率直にぶつけた。この時点では体力面を考慮したライブ構成案だったが、それでは「SixTONESらしい勢いが足りない」――これは他のメンバーも同じ気持ちだった。話し合いの末、曲順を変更し、激しい曲で畳みかける攻めの構成で勝負することに。体力面への配慮を捨ててでも、求めるのはSixTONESらしいライブ。そうした思いの根源は、グループの成り立ちに深く関わるものだった。

SixTONESは、メンバー全員がジャニーズJr.歴10年を超える。2015年のグループ結成以来、絶大な人気を誇り、長年デビューをささやかれながらも、その夢はなかなかかなわずにいた。そんな先が見えない彼らにとって、ライブはファンの反応を知る唯一の場所だった。

こうした背景から生まれたのが、観客と一体となりライブを全力で楽しむこと。彼らのダイナミックなパフォーマンスと全身から余すことなく発せられる熱量は、やがて会場全体を熱狂の渦へと巻き込んでいく。それが、SixTONESのライブスタイルだ。念願のCDデビューを果たした今でも、その姿勢が変わることはない。ジェシーは「やっぱり俺たちはライブが好きなんで。デビューできなくてもライブができていたらいいか、って会話したこともある」と語る。

ライブこそが彼らの生き様であると証明するかのように、6人は凝縮させたエネルギーを、観客に向け全力で解き放つ。そんなSixTONESのライブツアーが、いよいよ幕を開ける――。

(C)フジテレビ