アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が、4月にスタートするテレビ朝日系新ドラマ『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』(毎週土曜23:30~24:00)で主演を務めることが分かった。女優の芳根京子とドラマ初タッグを組む。

左から山田涼介、芳根京子=テレビ朝日提供

今作“俺かわ”は『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』や『婚姻届に判を捺しただけですが』などでラブコメブームをけん引する田辺茂範氏が脚本を手掛けるオリジナル作品。本当の恋を知らないまま大人になった不器用な2人の「遅すぎる初恋」をテンポよくコミカルに描くラブコメディだ。

今年11月14日にデビュー15周年を迎えるHey! Say! JUMPのメンバーとして、歌やバラエティのみならず、俳優としても活躍中の山田。初主演映画『暗殺教室』では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、現在公開中の主演映画『大怪獣のあとしまつ』など数多くの作品に出演している。山田がテレビ朝日の連続ドラマに出演するのは、2019年に放送された『セミオトコ』以来3年ぶり。

本作で山田が演じるのは、ビールメーカーの営業職・丸谷康介(まるや こうすけ)。キュートな顔立ちと人懐っこい性格で幼い頃から人気者の康介は、“かわいい”を最大の武器に仕事も恋も求められまくりの“受け身人生”を謳歌している。しかし、30歳を目前にある衝撃的な出来事に遭遇し、かわいいが永遠には続かない……つまり「俺の可愛いには消費期限がある」という事実を知ってしまう。キラースマイルを放つだけですべてがうまくいっていた人生が下降線をたどり始めたことで、康介は受け身の人生と別れを告げて、本当の意味で初めての恋をすることに。

そんな康介の恋の相手となるヒロイン・真田和泉(さなだ いずみ)を演じるのは、映画『累-かさね-』『散り椿』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した芳根。映画『峠 最後のサムライ』の公開が控えるなど、数多くの作品に引っ張りだこの芳根が、26年間恋愛経験ゼロの通称“ロボット女”役に挑む。和泉は幼い頃のある体験から自分は脇役だと考えて生きてきた。勤務先のビールメーカーでもあまり人と関わらない商品開発部で研究職として働く和泉だが、営業部に異動となり康介とコンビを組むことに。「誰かに選ばれることはない」という頑なな思いから生きる和泉は、康介のキラースマイルもあっさりスルーする。

映画『記憶屋 あなたを忘れない』に続き、本作が2度目のタッグとなる2人。山田は「お芝居がものすごく上手なので、もう一度芳根さんとタッグが組めることにすごく安心感がありますし、お互いに安心してお芝居を楽しめるんじゃないかなと思います」、芳根は「康介という役は山田さんだから成立するな、と思いました。以前ご一緒させていただいた時は、私が重いものを抱えている設定で毎日苦しかったんです。でも山田さんが助けてくださって救われました。お互いなんとなくお芝居への向き合い方がわかっているのかなと思うので、安心して臨めますし、支え合えたらいいなと思います」と話しており、互いに全幅の信頼を寄せる関係だ。

2人のコメントは以下の通り。

■山田涼介(丸谷康介 役)

僕は今年29歳になるんですけど、こういうド直球のラブコメはあまり経験がなかったので、「20代最後に来たか!」と、ちょっとワクワクしています。物語の本筋ではないところで“恋愛”が描かれる作品はありましたし、『セミオトコ』というドラマもラブストーリーだったんですけど、僕が人間ではなくセミだったので(笑)、今回のように“人と人の恋”に本筋を置いたラブコメは、初めてだと思います。

芳根京子さんとは以前映画で共演させていただいたんですが、本当に素直で素敵な女優さんだなぁという印象ですね。なによりお芝居がものすごく上手なので、もう一度芳根さんとタッグが組めることにすごく安心感がありますし、「初めまして」で1から関係性を積み上げていくよりは、お互いに安心してお芝居を楽しめるんじゃないかなと思います。芳根さんとタッグを組んでお送りする「キュンが難しい」ラブコメ……僕自身もどんなドラマになっていくのかワクワクしています。30代直前の山田涼介のラブコメを、どうぞお楽しみに!

――もし、“かわいい”の消費期限がわかってしまったらどうしますか?

自分自身を“かわいい”と感じたことがないので、今回お話をいただいて、「あ、そういうふうに見ていただいているんだな」って思いました。消費期限……考えたこともなかったですけど、いつ来るんでしょうね(笑)? 雑誌の取材とかで、かぶりものをしたり、カチューシャを付けたりすることがあるんですけど、その姿を鏡で見たときに、自分でも「キツくないかな?」と思うことがあるので、もうすでに消費期限がきているのかもしれません(笑)。ある意味、そう感じ始めたいいタイミングでこのドラマに出演することになったのかも……! 僕自身も、自分を見つめ直す作品になるかもしれませんね。このドラマでは、30代直前の山田涼介のいろんなギャップを見せられたらいいなと思います。

――本作は「キュンが難しい」2人のラブコメということで、最近キュンとしたことを教えてください。

姪っ子ですね! 本当に懐いてくれなくて(笑)、どうやって接したらいいかわからなかったんですよ。1日一緒にいると、前半は僕の顔を見るだけで泣くんですけど、中盤になると触れるところまではいけるんです。でも後半、帰り際になるとハイタッチしてくれるんですよ! この最後のハイタッチでキュンとしますね。すっかりやられちゃってます(笑)。

■芳根京子(真田和泉 役)コメント

今回お話をいただいた時は、すごくワクワクしました。私はラブコメというジャンルの経験があまりないんですが、和泉の心情の変化を丁寧にくみ取って、繊細に、大切に演じていきたいなと思っています。正反対の2人がどういう風に変化していくのか……康介と和泉のこれからがすごく楽しみだなと思って、私も台本を読むのがとても楽しみなんです。そして、康介という役は山田(涼介)さんだから成立するな、と思いました。

山田さんとは2年くらい前に映画でご一緒させていただいたんですが、その時は幼なじみの役で、私が重いものを抱えている設定だったので、毎日苦しかったんです。でも山田さんが助けてくださって本当に救われたので、またご一緒させていただけることをうれしく思います。2度目の共演なので、お互いなんとなくお芝居への向き合い方がわかっているのかなと思うので、すごく安心して臨めますし、支え合えたらいいなと思います。毎週土曜日が待ち遠しくなるような、明るい気持ちになれるステキな作品にしたいなと思っていますので、楽しみに待っていただけたらうれしいです!

――本作は「キュンが難しい」2人のラブコメということで、最近キュンとしたことを教えてください。

今、別の作品で西島秀俊さんとご一緒させていただいているんですけど、甘いものがお好きと聞いていたので、シュークリームを差し入れさせていただいたんです。その時に、イチゴ味をお選びになって「おウチに帰って食べるんだ♪」っておっしゃった姿を見てキュンとしました。大先輩に「かわいらしい」と言うのもなんなんですが……本当にかわいらしくて、「これがキュンか!」と思いました(笑)。