JR九州は9日、北九州市の折尾駅周辺連続立体交差事業に伴う高架化工事の完成により、3月11日をもって営業を終了する折尾駅鷹見口を訪ねる「折尾駅鷹見口見学&貨物線乗車ツアー」を3月5・6日に開催すると発表した。

  • 「折尾駅鷹見口見学&貨物線乗車ツアー」は「SL人吉」の50系客車を使用(写真は2021年5月、「SL人吉」イベント取材時に撮影)

折尾駅鷹見口は福北ゆたか線(筑豊本線)から鹿児島本線黒崎方面への短絡線にホームを設置していたが、折尾駅の高架化工事の完成にともない、営業を終了することが決まっている。これを記念し、「SL人吉」の50系客車に乗って貨物線を走行し、折尾駅鷹見口のりばに至るツアーを企画した。

到着後は、立体交差駅として知られた折尾駅を陰で支え、利便性の向上に貢献した鷹見口を折尾駅員の案内で見学するほか、新駅舎の新1番のりばも見学できるという。往路の折尾駅から門司港駅まで、駅弁の立ち売りで有名な東筑軒の小南英之氏が乗車し、折尾名物「かしわめし」を配布する。門司港駅では、50系客車とディーゼル機関車DE10形の切離し作業を見学できる。

  • 3月11日をもって営業終了する折尾駅鷹見口

3月6日のみ、YouTube「伊藤壮吾の鉄道チャンネル」やテレビ出演などで知られる伊藤壮吾さん(SUPER★DRAGON)がゲストとして乗車し、沿線や駅舎を案内するとのこと。旅行代金は大人・こども同額で1万4,000円。2月10日9時30分から、「JR九州トラベルデスクSTORES予約」とJR九州トラベルデスク(電話)にて予約を受け付ける。