生活に欠かせない食品や光熱費の値上げで節約を意識する場面も増えるかと思います。しかし、節約を意識すればするほど、実はムダな出費が増えているかもしれません。間違えがちな節約方法をご紹介します。

  • 「安いから」といって買いすぎは禁物

安物買いの銭失いになっている

100円ショップは家計の味方ですが、日用品など商品によっては別のお店で買った方が安い、壊れやすいなど、耐久性が低いことがあり、結果的に割高になってしまうこともあります。100円ショップとはいえ、200円、300円、500円など、100円以外の商品も並ぶようになり、購入時は金額にも注意が必要です。また、100円だからと安易な気持ちで買うのもムダが増える原因になります。用途に応じて使い分けるようにしましょう。

大容量にありがちなムダ

業務用スーパーなど業務用も人気です。大容量で安いからといって買いすぎは禁物です。冷凍室に入りきらない、食べきれない、味が合わなかったなどで賞味期限が切れてしまえば、結果的には捨ててしまうことになりかねません。業務用は1つあたり、グラムあたりで計算をすれば、確かに安いかもしれませんが、その分量も入っているので1つあたりの価格は高めのため、捨てる量が多いほど損をします。

業務用のアイテムを購入する際は、保管場所の確保と冒険をしすぎず、小分けや保存が利くものかつ、定番のアイテムを買うようにしましょう。

また、大容量のお菓子やケース買いの飲料は、食べ過ぎ飲み過ぎの原因にもなります。家にあるとつい飲食してしまうと、節約とは言い難くなります。し好品のお得用は、安く買えたからと、飲食するための口実にもなりかねないので、心当たりがある場合は、必要な分を必要な時だけ買うようにしましょう。

値段を追いすぎて損をする

買い物の頻度にも気を付けましょう。広告の品を買うために毎日ドラッグストアやスーパーへ行くと、必要以上に食材や日用品が増えてしまい、使用量も増え結果的に出費が増えることになります。また、それらストックするための収納を新たに買い足すなどの出費が増える原因にもなりますので、予算を持って予算内に収めるように優先順位を考えながら必要なものを買い、週に2回までと買い物の頻度を減らすようにしましょう。

また、半額シールが貼られていると条件反射的に手に取ってしまうならカゴに入れる前に考えましょう。そもそも買う予定があったのか、定価でも買うか、たとえ半額だとしても、買えばいくらかの出費になるという意識を持ちましょう。安いにはそれなりの理由があることも忘れずに。

  • 「半額シール」もよく考えて

交通費や送料、時間が考えられない

10円でも安いものをと、あちこちのお店へ時間とガソリン代や交通費をかけてまで買いに行く価値があるかもよく考えましょう。時間も当然お金と考えることもできます。移動の時間内で他にできる節約や仕事があればそちらに時間を振るとよいでしょう。

ネットショッピングで送料が無料になるまで、必要ないものまで頑張って買わないようにしましょう。そのお店へ買いに行く交通費や時間を考えれば、送料は高いものではないでしょう。また送料込みで考えると、別のショップの方が安い場合もあるので、ショッピングサイトでは、価格が低い順(送料込み)などで並べ替えをすると比較がしやすくなります。

レジャー感覚の買い物や外食に注意

自粛生活が続きますが、レジャーに行けないかわりに、家族で大型スーパーに行くのは禁物です。感染症リスクが高まるばかりではなく、出費も増えます。またもらったクーポンの期限が切れそうだからと慌てて外食へ行くのも要注意。家族で行けば1万円の出費も覚悟しなくてはいけません。ワンドリンクサービスのクーポンなら、見なかったことにして処分したほうが節約になります。

節約グッズを買う

節約を意識すると、節約グッズにも興味がわきます。購入費用に見合った効果があるものもありますが、中にはそうでないものもまぎれ込んでいます。よくよく考えれば、家にあるもので代用することもできるでしょう。

  • 節電タップ

例えば節電タップは、タップにスイッチが複数ついており、スイッチをオンにするとスイッチが光ると、微弱ながらも電力を使用しています。そもそもの節電タップは、待機電力をカットするためにあり、スイッチを切ることで待機電力をカットするものです。しかし中にはこの節電タップを増設タップ代わりにしていることがあります。そして、光り輝く増設タップが完成して、節電どころか余計な電力まで使うはめに。電気がかからない節電タップも売られているので、節電タップが必要ならこのタイプを選ぶとよいでしょう。

節約アイテムも使い方によってはムダになってしまうこともあるので、買う前によく考えて、口コミなども参考にするといいでしょう。