政府CIOポータルによると、2021年9月19日時点の新型コロナワクチンの接種率は、1回目59.52%、2回目48.26%と人口の半数近くが2回目のワクチン接種を終えています。

昨年はGoToトラベルもあり、多くの旅行者でにぎわったシルバーウイークでしたが、今年のシルバーウイークは、緊急事態宣言下かつ移動制限や感染症対策を取るといった制限がある中で昨年ほどではありませんが、2021年最後の3連休ということもあり、のレジャーを楽しんだ家族連れなどでにぎわいました。

GoToトラベルではそのお得さから旅行者が増えましたが、今年はワクチン接種が完了したことを理由に、旅行やレジャーをする動機となった人も多かったようです。また宿泊施設によっては、2回目の予防接種が完了した人のみ予約を受け付けるところもあり、しばらくはワクチン接種が旅行やレジャー、飲食などの利用時のカギとなるでしょう。

海外旅行へ行く場合は、ワクチンパスポートと呼ばれる「新型コロナウイルス感染症予防接種証明書」が必要となります。現状国内では、ワクチンパスポートの運用はされていませんが、12月をからオンラインで発行する「ワクチンパスポート」がアプリ化される予定で、現状はワクチンのロット番号シールが貼付されている接種済証、記録書を提示することで、接種を証明することができます。

  • 参考 新型コロナウイルスワクチン予防接種済証

そしてまた、この接種済証を提示することで、自治体、飲食、レジャー、ホテルなどで割引などの特典を設けているところがあります。これらの情報を知って活用することで、お得に利用することができます。

主なワクチン接種特典をリストにまとめました。9月21日現在の情報です。内容や期限など変更になることもあるので、事前にHP等で確認をしてから利用するようにしましょう。特典は基本的には2回接種が完了した場合に受けられますが、1回接種でも特典が受けられることもありますので提供者に確認をしましょう。

  • 主なワクチン接種特典(9月21日現在)

海外ではワクチン接種証明書がないと、飲食店への入店、イベントの参加、航空機などの利用が制限される場合があります。日本国内でも施設によってはワクチン接種証明書の有無で利用の可否が決まる可能性があります。事情があり、ワクチン接種をしない、ワクチン接種ができない場合は、PCR陰性証明などで利用ができるようになるケースもあるでしょう。

レジャーシーズンとなり、新規感染者数も減少傾向にあり、旅行などの計画を立てている方も多いかとは思いますが、ワクチン接種特典を利用しつつ、感染症対策を取りながら楽しむのもまた一案でしょう。