最大2万円分のポイントが付与される「マイナポイント第2弾」。第2弾ではポイントを得る方法が3つあり、そのうちの1つめは、2022年1月1日にスタートしました。また、2つめと3つめについても、スタート時期など具体的な内容が決まりつつあります。「マイナポイント第2弾」でポイントをもらうための詳細を確認してみましょう。

  • 「マイナポイント第2弾」を解説

■「マイナポイント第2弾」とは

マイナポイントは、マイナンバーやキャッシュレス決済の普及促進を目的とした、消費活性化政策です。2020年9月から実施された「マイナポイント第1弾」は、マイナンバーカードを取得し、これと紐づけたキャッシュレス決済で買い物やチャージを行うと、利用金額の25%(最大5,000円分)のポイント還元を受けることができるというものでした。

そして、今年から始まるのが「マイナポイント第2弾」です。第2弾ではポイントをもらう方法が3つ用意されており、最大で2万円分のポイントが還元されます。そのうちの1つめは、2022年1月1日から始まっており、内容は第1弾と同じ。利用できるのは、以下のいずれかに当てはまる人です。

・すでにマイナンバーカードを取得しているものの、第1弾に申し込んでいない人
・第1弾に申し込んだが、ポイントを上限の5000円分まで受け取っていない人
・まだマイナンバーカードを取得していない人

マイナポイントの対象となるキャッシュレス決済には、「nanaco」や「WAON」などの電子マネー、「PayPay」「d払い」などのQRコード、その他、プリペイドカードやクレジットカード、デビットカードなど多数の事業者が参加しています。普段の買い物でよく使うサービスや、家の近くに利用できる店舗が多いサービスから選ぶと良いでしょう。

ただし、すでにマイナポイントの申込受付やポイント付与を終了した事業者や、そもそもマイナポイントに参加していない事業者もいます。ポイント還元を検討しているキャッシュレス決済がマイナポイントの申込受付をしているかどうか、事前に確認しておきましょう。

なお、申込期限は2023年2月末となっています。ただし、マイナンバーカードの申請期限は2022年9月末までですので、これを過ぎないよう注意が必要です。

■6月からは追加の1万5,000円分が始まる

すでに第1弾のマイナポイントをもらってしまったという人も、6月から始まる2つめ、3つめの条件をクリアすることで、さらに追加でポイントを受け取ることができます。

<マイナンバーカードの健康保険証利用の申し込み>

第2弾の2つめは、マイナンバーカードを健康保険証として利用できるよう申し込むと、7,500円分のポイントが付与されるというもの。すでに健康保険証利用の申し込みを行った人も、対象となります。

マイナンバーカードは、2021年10月20日から、健康保険証として利用できるようになっています。現状、全ての医療機関・薬局でマイナンバーカードの健康保険証利用ができるわけではありませんが、その数は徐々に拡大されているということです。マイナンバーカードの保険証利用ができる医療機関や薬局には「マイナ受付」のステッカーやポスターが掲示してあります。

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにすると、ポイント還元が受けられるだけでなく、様々なメリットがあります。まず、マイナポータルから確定申告の医療費控除ができるほか、自身の特定健診情報や薬剤情報、医療費を確認することができます。

また、窓口への書類の持参が不要となるため、たとえば、高額療養費制度を利用する場合の「限度額適用認定証」の提示も必要ありません。さらに、転職や引っ越し、結婚などをした場合、自身で行う手続きが完了していれば、新たな健康保険証の発行を待たずに、マイナンバーカードを医療機関や薬局で利用できます。

なお、マイナンバーカードを健康保険証として使えるようにするには、申し込みが必要です。申し込みは、セブン銀行ATMから、もしくは、マイナポータルから行うことができます。

<マイナンバーカードに公金受取口座を登録>

第2弾3つめは、マイナンバーカードに公金受取口座を登録すると、7,500円分のポイントが付与されるというもの。ポイントをもらうには、給付金などを受け取るための口座を、1人1口座登録します。口座登録の手続きはマイナポータルを通じて行いますが、開始時期は2022年春頃を予定しているということです。

合計で1万5,000円分のポイントが還元される2つめ、3つめの施策は、2022年6月頃スタート予定。なお、こちらも申込期限は2023年2月末まで、マイナンバーカードの申請期限は2022年9月末までとなっています。なお、ポイント付与の方法や時期は未定。詳細が決まり次第発表されますので、続報を待ちましょう。

■これを機にマイナンバーカードを取得してみよう

最大で2万円分のポイントが付与される「マイナポイント第2弾」。特に、マイナンバーカードの健康保険証利用の申し込み、公金受取口座の登録は、第1弾のような買い物やチャージをせずとも、ポイントが受け取れます。マイナンバーカードを作ろうと思いつつまだだった人は、この機会を逃さず、取得してみてはいかがでしょうか。