演出家でタレントのテリー伊藤が、2日に生放送されたニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』(毎週月曜～木曜8:00～11:30)にゲスト出演し、1日に亡くなった元東京都知事で作家の石原慎太郎さん(享年89)との思い出を語った。

  • テリー伊藤

2日の放送では、石原さんと親交の深かった同番組で月曜コメンテーターを務めるテリーが急遽、電話出演した。石原さんがホスト役を務めるテレビ番組を石原さんの指名で長年担当し、プライベートでも何度も食事に行った仲だというテリーは、現在の心境を聞かれると「淋しいですね」と一言。「最近お会いできたのは1年半ぐらい前。“癌がしんどい”と言っていた。報道で、政界引退の際に死ぬまで憎まれていたいとあったが、それは冗談で“本当は愛されながら死にたいよなー”と話してくれた」と明かした。

また、テリーと石原さんが銀座の一流レストランで食事をした際、お店の人が一品ずつ料理の説明をしてくれたが、3品目あたりで石原さんが「もういい! 能書きはいいから食べさせろ! 料理がおいしいかどうかは食べる人が決める事だ」と一喝したエピソードを紹介。テリーは当時を回顧し、「銀座の一流レストランでそれができることがすごいし、その意見はまさに腑に落ちた」と話し、「石原慎太郎さんは本質を見抜く力を持ったナイーブな人だった」と偲んだ。

そのほか、石原さんが都知事時代、2016年のオリンピック招致で東京が落選した帰りの飛行機で「政治家として初めて悔しくて泣いたんだ」と告白したエピソードも語った。