昨年現役を引退した元プロ野球選手の松坂大輔が、2月1日からテレビ朝日系報道番組『報道ステーション』(21:54~23:10)の野球コーナーで解説者を務めることが明らかになった。

松坂大輔=テレビ朝日提供

昨年10月に大越健介キャスターが加わり、新たなスタートを切った同番組で、“平成の怪物”こと松坂が解説者としてのキャリアをスタートさせる。松坂は1998年に夏の甲子園決勝でノーヒットノーランを達成し、横浜高校を春夏連覇に導くと、ドラフト1位で西武ライオンズに入団。新人王や最多勝などのタイトルを獲得し、松坂が発した「リベンジ」はこの年の「新語・流行語大賞」の年間大賞にも選ばれた。2年目も最多勝をマークし、当時史上最年少で1億円プレーヤーの仲間入りを果たしたあとは、2006年にメジャーリーグのレッドソックスと契約、1年目から15勝を上げ、チームのワールドシリーズ優勝に貢献した。

その後日本代表としてシドニー、アテネ五輪で力投し、2006年と2009年のWBCで日本が世界一に輝いた際、両大会でMVPを獲得したのが松坂だった。2014年に日本球界に復帰するとソフトバンク、中日と渡り歩き、最後は西武で23年間の現役生活に幕を下ろした。

松坂は「自分が『報道ステーション』のキャスターになるなんて想像もしていませんでしたし、正直なところ『報道ステーション』に出演している自分をまだイメージができないですが、それも含め、これから起こるであろう『分からない』、『初めて』を楽しみにしています」と意気込み、「日本とアメリカを行き来する生活も生かし、日本に伝わりきれてない情報などを視聴者の方々がより深く知ることができるよう、お手伝いができたら」と夢を膨らませる。

そして「『報道ステーション』のスポーツキャスターといえば、松岡修造さんのイメージがあります。松岡さんはどの競技、どの選手に対しても同じテンションと情熱をもって、その素晴らしさを伝えている方。同じようにはできないですが、僕も競技や選手、スタッフの方々に対してリスペクトをもって接していきたいです」と語った。