MM総研は1月27日、「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2021年12月時点)」の結果を発表した。調査は2021年12月、スマートフォン等の音声通話サービスを利用する15~69歳の男女900人を対象に、Webアンケート方式で行われた。

  • 携帯電話の平均月額利用料金

    携帯電話の平均月額利用料金

NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル(以下、MNO4社)、ワイモバイル、UQモバイル(以下、サブブランド)、及びMVNO各社(以下、MVNO)それぞれの音声通話サービス利用者それぞれの、端末代金の分割支払い分を含まない実際の支払総額(通話料+データ通信料+オプション料)を分析した結果、楽天モバイルを含むMNO4社のスマートフォン利用者は5,146円、MNO3社のフィーチャーフォン利用者は2,592円という結果に。サブブランド利用者の月額利用料金は3,157円、MVNO利用者の月額利用料金は1,889円となった。

端末の購入金額(定価・または割引前の端末の支払総額)については、MNO4社のスマートフォン利用者では6万4,594円、MNO3社のフィーチャーフォン利用者は2万750円、サブブランド利用者は4万8,319円、MVNO利用者は4万4,001円だった。

  • スマートフォンの月間モバイルデータ通信量(GB)

    スマートフォンの月間モバイルデータ通信量(GB)

続いて、スマートフォン利用者の2021年11月の月間モバイルデータ通信量(Wi-Fi接続による通信量は含まない)について分析した結果、「わからない」と回答したユーザーを除いた平均データ通信量は8.95GB(ギガバイト)、中央値は3GBという結果に。有効回答のみを対象とした場合、多い順に「1GB」(31.5%)、「3GB」(16.5%)、「2GB」(10.7%)となり、58.7%のユーザーが3GB以下の通信量であることがわかった。

また、スマートフォン利用者とAndroidユーザーの直近4週間のWi-Fiデータ通信料についても調べたところ、Androidユーザーでは14.22GB、iPhoneユーザーでは17.84GBと、全体では15.88GBという結果に。月間モバイルデータ通信量の平均(8.95GB)と合わせると、月間通信量は約24.83GBとなることがわかった。

  • スマートフォンの用途別利用時間(分/週)

    スマートフォンの用途別利用時間(分/週)

次に、携帯電話番号とIP電話・アプリ電話からの合算の音声通話時間を教えてもらったところ、MNO4社は44.3分、サブブランドは32.7分、MVNOは19.7分という結果に。また、スマートフォンの一週間の利用時間(通話時間を除く)については、MNO4社は1,010分、サブブランドは940分、MVNOは895分となった。

さらに、一週間の利用時間を用途別に分析した結果、スマートフォン利用者全体では「インターネット検索・情報収集」213.0分(21.8%)が最も多く、次いで「SNS」148.4分(15.2%)、「動画視聴」114.4分(11.7%)、「ゲーム」97.7分(10.0%)、「メール・メッセージの送受信」96.9分(9.9%)、「オンラインショッピング」57.9分(5.9%)、「音楽視聴」48.8分(5.0%)と続き、上位7項目で79.6%を占めた。