NTTドコモ モバイル社会研究所は1月12日、シニアのスマートフォン・ICTサービス利用状況に関するレポートを発表した。2021年1月に実施した訪問留置調査の結果に基づくもので、関東1都6県に住む60~79歳の男女から508件の有効回答を得た。

  • シニアのスマートフォン所有率 家族構成・男女別(n=508)

    シニアのスマートフォン所有率 家族構成・男女別(n=508)

調査対象者のスマートフォン所有率は70.7%。家族構成別に見ると、子が同居している世帯では平均より所有率が高く、74.7%だった。

家族構成に加えて男女別の指標を加えると、子や配偶者と同居している世帯では男女のスマートフォン所有率に大きな差はない一方、独居世帯では男性45.8%、女性83.8%と4割近く差が開いた。

メールやLINE、インターネットショッピングなどのICTサービスの利用状況については、孫と同居している場合は低い傾向が見られた。男女別に見ると、独居世帯では女性のLINE利用者が多く、男性8.3%に対して女性は54.1%と高い値を示している。

  • シニアのICTサービス利用状況 家族構成別(n=508)

    シニアのICTサービス利用状況 家族構成別(n=508)

  • シニアのICTサービス利用状況 家族構成・男女別(n=508)

    シニアのICTサービス利用状況 家族構成・男女別(n=508)