JR東日本水戸支社は、春の期間(2022年3~6月)に運転する臨時列車の概要を発表した。梅の見頃を迎える偕楽園へ「ひたち92号(水戸偕楽園号)」を運転するほか、特急「常磐日光号」「いわき」などE653系を使用する臨時列車も設定された。

  • 臨時列車「ひたち92号(水戸偕楽園号)」はE657系を使用。仙台駅から水戸駅まで特急列車として運転され、水戸駅から快速「水戸偕楽園号」となって偕楽園駅へ向かう

「ひたち92号(水戸偕楽園号)」は2月26日に続き、3月5日にも運転される予定となった。E657系10両編成を使用し、全車指定席の特急列車として、仙台駅を8時36分に発車する。途中の岩沼駅、亘理駅、原ノ町駅、いわき駅、湯本駅、泉駅、勝田駅に停車し、水戸駅に11時59分に到着。水戸駅から全車自由席の快速「水戸偕楽園号」となる。

期間限定で開設される偕楽園駅には上りホームがないため、快速「水戸偕楽園号」は赤塚駅まで走行して折り返し、偕楽園駅に12時27分に到着予定。この列車に乗車し、偕楽園駅で下車する場合、赤塚駅までの乗車券を購入する必要がある(赤塚駅での乗降は不可)。

偕楽園の梅の見頃に合わせた臨時列車として、3月5・6日にE653系7両編成の特急「水戸梅まつり号」(全車指定席)も運転。往路は大宮駅8時8分発・勝田駅10時2分着、復路は勝田駅13時53分発・大宮駅15時55分着とされ、大宮~勝田間の途中停車駅は南浦和駅、南越谷駅、吉川美南駅、偕楽園駅(下りのみ)、水戸駅。同じくE653系7両編成の特急「いわき」(全車指定席)は、4月2日に八王子駅10時4分発・いわき駅13時36分着、4月3日にいわき駅14時24分発・八王子駅17時55分着で運転。八王子~いわき間の途中停車駅は立川駅、新秋津駅、北朝霞駅、南浦和駅、南越谷駅、吉川美南駅、水戸駅、勝田駅、日立駅、泉駅、湯本駅となっている。

5月7日に運転される特急「常磐日光号」(全車指定席)もE653系7両編成を使用。往路は高萩駅7時13分発・日光駅10時49分着、復路は日光駅18時7分発・高萩駅21時12分着で運転され、高萩~日光間の途中停車駅は日立駅、常陸多賀駅、大甕駅、東海駅、勝田駅、水戸駅、友部駅、下館駅、宇都宮駅。国営ひたち海浜公園のネモフィラの見頃に合わせ、大宮~勝田間で運転される特急「青の絶景ネモフィラ号」(全車指定席)もE653系7両編成を使用し、4月中旬頃から5月上旬頃にかけて土日の運転を予定している。詳細は3月下旬頃に改めて発表される。