タレントのタモリによるテレビ朝日系スポーツ特番『タモリステーション~二刀流 大谷翔平の軌跡~』が28日(20:00~)に放送される。

  • タモリ=テレビ朝日提供

“野球の神様”ベーブ・ルース以来となる“リアル二刀流”で、メジャー100年の歴史を塗り替えた大谷翔平選手の活躍の秘密に迫る同番組。スタジオには、球界のレジェンドである王貞治氏、二刀流の生みの親ともいえる北海道日本ハムファイターズ前監督であり現侍JAPAN監督の栗山英樹氏、大谷選手のファンである女優・天海祐希らが登場する。王氏は独自の視点から大谷選手について考察し、栗山監督は“人間・大谷”について存分にトークを繰り広げる。

子ども時代、遊びといえば野球だったという元・野球少年のタモリ。「大谷選手はここまで来たら“日本人として”じゃなくて“人類として”誇らしい存在!」、「二刀流は我々にとってフィクションの世界でしかなかった。それを実現した人を見ることができるなんて、素晴らしい幸運!」とリスペクトをあらわに。さらに王氏と初の本格共演に大興奮。大谷選手のスイング分析ブロックでは「うかがいたいことがあるんですけど……」と身を乗り出すようにして長年抱いていたというバッティングについての疑問を投げかける。王氏の身振り手振りの解説に、さらなる質問をたたみかけるタモリ。そんな姿に大下容子アナウンサーは「タモリさん、少年のようですね!」と驚く。

■タモリ コメント

――今回の収録で、改めて感じた大谷翔平選手のスゴさとは?

もう、すべてがスゴイですね、今回さまざまな視点から詳しく分析しましたが、大谷は本当に“エンジン”が違うんですね、よくわかりましたよ。人間性も素晴らしいですし、高校時代から目標をしっかり見定めて実行していくところなんて、いかに自分がつまらない人間なのか思い知らされて、恥ずかしくなりました(笑)。

――番組では大谷選手の秘密がさまざま明かされますが、特に面白いなと感じたところは?

長い間疑問に思っていた、バットの芯とスイング軌道の関係が、王さんの説明で腑に落ちました。それから、トレーニング方法はもちろんのこと、野球って刻々と進化を遂げているんだなと実感しましたね。10年前と今ではまったく違うどころか、たった1年でも常識が全然、違うんですね。

――ゲスト・王貞治さんはタモリさんにとってどのような存在ですか?

我々の世代にとって、王さんはスーパーヒーローですよ。若い頃は一生、お話しなんかできないと思っていましたからね。それが今回隣に座って、長い間疑問に思っていた僕の質問にちゃんと答えてくださって……。答えを聞きながらも、一方では「今、スゴイことやってるな!」と思えてきて、あまり頭が働かなかったですね。芸能界に入ってよかったと思う瞬間でした。

――来季、大谷選手に期待することは?

昨シーズン、スゴイものを見せてもらったので、これ以上は期待しないですね。あとはもう、ご自由にやってくださいという気持ち。……といいつつ、やっぱり期待しちゃいますけどね(笑)。これからどうなっていくのかずっと見ていきたい存在ですね。