シークは1月18日、「習い事の月謝」に関する調査結果を発表した。調査は2021年11月2日~5日、0歳〜18歳までの子どもに習い事(全56ジャンル)を経験させたことのある保護者1,008名を対象にインターネットで行われ、地方別に結果を集計した。

  • 北海道/東北の習い事の平均月謝

    北海道/東北の習い事の平均月謝

北海道の習い事にかける平均月謝は、4,356円。平均月謝の金額が高かった習い事のジャンルは、「音楽教室」(2万7,500円)、「家庭教師・家庭学習」(2万5,400円)、「スキー」(2万950円)、「塾」(1万9,400円)、「エレクトーン」(1万1,500円)で、特に「音楽教室」は全国1位の高さ。また、降雪による通いづらさが影響しているのか、「塾」よりも「家庭教師・家庭学習」に費用をかけている世帯が多かった。

東北地方では、「塾」(1万4,283円)、「英語、英会話」(8,528円)、「スイミング」(5,209円)、「ピアノ」(3,875円)、「料理」(3,083円)の月謝が高い傾向にあり、平均月謝は1,047円と、全国で最も低い結果に。しかしながら、宮城県では、塾にかける平均月謝が3万5,000円と全国でも4番目に高かった。

  • 関東の習い事の平均月謝

    関東の習い事の平均月謝

関東地方の習い事にかける平均月謝は、2,939円。特に、「塾」(2万2,614円)、「テニス」(9,902円)、「英語、英会話」(8,381円)、「プログラミング」(8,176円)、「スイミング」(7,823円)の月謝が高く、中でも、東京都の塾代平均は4万5,293円と、関東の中で最も高額に。また、関東地方は、東京都を中心に習い事のバリエーションが多く、他の地域では見られなかった「プログラミング」が上位に入っているほか、「ボルダリング」や「チアリーディング」「ゴルフ」など、多種多様なジャンルが回答されていたことも特徴的だった。

  • 中部/近畿の習い事の平均月謝

    中部/近畿の習い事の平均月謝

中部地方の平均月謝は1,988円と、全国平均値(1,898円)に最も近い数字に。平均月謝の金額が高かった習い事のジャンルは、「塾」(2万7円)、「英語、英会話」(9,674円)、「スイミング」(9,507円)、「ピアノ」(6,011円)、「珠算、そろばん」(4,200円)が上位に。

近畿地方では、学習系を中心に「塾」(2万6,685円)、「家庭教師、家庭学習」(1万5,362円)、「幼児教室」(9,192円)、「英語、英会話」(8,182円)、「スイミング」(6,746円)といった習い事で月謝が高く、平均月謝は2,642円。学習系の習い事にかける月謝は、近畿地方がトップクラスとなった。

  • 中国・四国/九州・沖縄の習い事の平均月謝

    中国・四国/九州・沖縄の習い事の平均月謝

中国・四国地方の習い事にかける平均月謝は、1,189円。「塾」(1万2,876円)、「英語、英会話」(5,449円)、「ピアノ」(5,204円)、「スイミング」(4,981円)、「テニス」(3,778円)で高く、なかでも香川県の塾代平均月謝は3万2,667円と高かった。

九州・沖縄地方では、「塾」(1万8,825円)、「スイミング」(6,205円)、「英語、英会話」(5,888円)、「幼児教室」(4,236円)、「ピアノ」(4,221円)で高く、習い事にかける平均月謝は1,366円だった。