ツイッターやインスタなど、SNSはリアルの世界でも大きな影響力持っています。その結果、多くのフォロワーや"いいね"を獲得する人が、「インフルエンサー」として活躍するのも珍しくありません。

ほとんどの人がその力を良い方向で行使するのでしょうが、中には「自分は一般人とは違う」「特別に扱ってほしい」と変に勘違いした人もいるようです。

  • SNSの影響力を勘違いしていませんか? ※画像はイメージ

みかん /物語の人(@mikakawa1)さんが先日目撃した人も、そうした「痛い人」の一人でした。

【悲報】近くのコンビニで店員さんに横柄な態度で文句をいってる40代くらいの男性の一言に驚愕「俺はTwitter3万人フォロワーいるんだぞ。このまま投稿してやる。」と怒鳴っている。お母さんに言い付けるぞにしか聞こえなかった。
(@mikakawa1)より引用

この投稿には、「それ、ふつうに脅迫でしょ」「Twitterをそんな事に使っちゃいけません! ってママに怒られてほしいです」「まぁ3万フォロワーはすごいんだけど、人間としてはダサすぎるw」「ネタだと思いたいw」「なんと幼稚なお客だろう」など、その態度を非難するコメントが多数寄せられていました。

また、「40代にもなってフォロワー戦闘力ひけらかすとか情けない……」「裸の王様とスネ夫風ガキンチョのハイブリッドおじさん」「自分がフォロワーだったらショック案件ですね 言ってることが子どもすぎて驚愕です。。。」「3万だろうが、5万だろうが、8万だろうが……こういうのは痛すぎるよ」「なんか、大人なのにみっともないっすね」など、大の大人としてどうなのか? という声もあります。

さらには「誰が言ったか忘れたし文言もうろ覚えだけど『フォロワーは味方の数ではなく自分に突き付けられた銃口の数である』」「Twitterのフォロワー数なんか一部のリアル友以外基本暇つぶしのオチ目的だと思うんだけどww」など、その振る舞いを冷静に諭す読者もいました。

SNSは脅す道具ではない

大きな注目を集めているこのツイート。目撃者である、みかん /物語の人さんに、その時の状況を詳しく聞いてみました。

――その男性は何に対して腹を立てていたのでしょう。

みかん /物語の人さん: 理由は商品の欠品で、店員さんが「在庫が無い」と伝えると、「入庫させろ」と怒鳴りだしました。そして、「購入したい相手に売らないとはないだろう、メーカーに連絡しろ。Twitterのフォロワーが3万人いるから投稿するぞ」と発言するなど、怒り心頭の様子でしたね。

――それは強引ですね。それに対して店員さんの様子はいかがでした。

みかん /物語の人さん: ひたすら、できない事をお詫びし、ビクビクされていました。そのお店では、SNS投稿されたりすると定員さんの落ち度として、目をつけられるそうです。そのため、無難に終わらせようとする様子でした。

結局どうにもならないと悟ったものの、腹の虫が治まらない様子の男性は「投稿したるからな!」と捨て台詞を残して去っていったそうです。

「俺はすごいインフルエンサーだから許される」と思ったのでしょうか。確かにSNSの影響は大きいですが、それはあくまでネットの中の話。現実世界はまた違いますよね。読者からもそうしたコメントが投稿されていましたが、みかん /物語の人さんにも、その考えを聞いてみました。

みかん /物語の人さん: Twitterだけでなく、SNSはフォロワーさんを武器に脅しをかける道具ではなく、「有益だったり、ほっこりしたりする情報」を発信すべきもの。あの男性はTwitterの使い方や、捉え方に問題があるのではないかと思います。

SNSのフォロワーさんは数字でなく人、その向こうには人間がいて、心がある。今回の件を経て、つながりを意識したいと改めて感じました、と胸の内を率直に話してくれたみかん /物語の人さんでした。

SNSの存在意義はありますし、それが人生を豊かにすることもあるでしょう。しかし、他人に迷惑をかけるのはルール違反。人との絆を深め、不安や問題を解決するなど、支え合うためのツールとして活用してほしいですね。