忙しい日々に追われていると、心に余裕がなくなってしまい、つい他人にも厳しく当たってしまうことがあります。

そんなとき、一体どうすればいいでしょうか。

現在ツイッター上では、「わび(@Japanese_hare)」さんの“優しさ”に関する投稿が大きな注目を集めています。

  • ※画像はイメージです。

自分のHPが少ないときは、他人に優しくなれないからね。まずは自分に超優しくするんだ。暖かいお風呂で疲れを癒す、美味しいものを食べる、お気に入りに没頭するなど。HPをできるだけ回復させよう。そしたら、自然と周りにも優しくなれるよ。他人への優しさは、自分への優しさのおすそわけなんです。
(@Japanese_hareより引用)

わびさんは、他人への優しさは「自分への優しさのおすそわけ」であると説き、他人に優しくしたいなら、まずは自分へ優しくしてHPをできるだけ回復させることが重要であると訴えました。

実はツイ主のわびさんは元自衛官で、早朝から深夜までの激務と上司によるパワハラが重なってメンタルダウン。 「出世ばかりが人生ではない」「もっと楽しく生きたい」という思いで転職し、現在は航空業界で働いています。

そんな経歴を活かし、つい先日には、『メンタルダウンで地獄を見た元エリート幹部自衛官が語る この世を生き抜く最強の技術』(ダイヤモンド社)を上梓したばかり。
道理でツイートにも強い説得力があるわけです。

真理とも言える今回のツイートには、共感の声も続々と集まりました。

「優しさみんなにおすそわけしていく(´・ω・)っ優」

「まずは自分のHPを回復させることを最優先ですね。余裕ができたら相手に回復魔法をかけます」

「暖かくして、美味しいご飯を食べて、犬をいじって、お風呂に入って、早く寝るよう心がけます」

「心の余裕がない時に人に優しくすることはできないですよね。お裾分けしたいので、まずは自分のHPを回復させます」

「自分が幸せじゃないと、他人を幸せにできない。心に余裕がないと、幸せを感じられない。幸せな人は、自分の幸せを周りの人に分ける事ができると、僕は思っています。やっぱり、自分が心身ともに元気じゃないと、他人に優しくできないですよね」

「これからは周りにも優しさのおすそわけできるくらい、もっと自分に優しく過ごしたいと思います」

「涙は堪えて溢れる出るもの。優しさも溢れる余裕がある時におすそ分けしたいですね」

ツイ主さんに聞いてみた

わびさんは一体、どんな経験を経てこのような深い考えを持つに至ったのでしょうか。今回は、ご本人に詳しい話をお聞きしました。

ーー今回のツイートは、わびさんの実体験からきている言葉なのでしょうか?

私の実体験です。本のなかにもありますが、残業とパワハラで疲弊していた時の私は、家族を含め、まわりに優しくできませんでした。当時の私は自分にも厳しかったので、自分に優しくできてなかったです。

ーー先日出版された本の内容について、簡単にご紹介していただけますか?

私の経験をもとに、仕事・人間関係に病まないコツやメンタル回復法を書いてみました。「メンタルダウン前後の自分」に読んでほしい内容に書きあげています。なので、仕事などで疲れている人に手に取ってほしいです。

ーー今回のツイートが大きな反響を生んでいるかと思います。率直なご感想などはございますか?

他人に素直に優しくなれなくて、モヤモヤしている人が意外と多いと感じました。大人になると厳しい状況が多くなるにも関わらず、自分に優しくすることを忘れがちになります。
このツイートや記事を見て、まず自分に優しくなり、そしてまわりの人に優しくなれる人が増え、社会全体が優しくなれればいいと思っています。


慌ただしい毎日で、何かとギスギスしがちかもしれませんが、そんなときはわびさんの言葉を思い出し、自分に優しくしてみましょう。そうすればきっと、周りにも自然と優しさが溢れていくはずです。わびさん、ありがとうございました!