Jミルクは1月13日、「牛乳乳製品に関する食生活動向調査2021(速報版)」の結果を発表した。調査期間は2021年10月29~31日、調査対象は15~79歳の個人、有効回答は1万1,500人。

購入価格、150円~200円が大半

  • いま現在、あなたが購入することのある牛乳類の価格帯をお知らせください(複数回答)(出典:JミルクWebサイト)

牛乳類(成分無調整牛乳や低脂肪乳などの白物の牛乳類を示し、コーヒーやフルーツ等が入った乳飲料は含まない)の購入頻度を聞くと、約6割が週1回以上購入していると回答。1回あたりの購入量は、「1L程度」が55.9%、「2L程度」が19.9%、「500mL程度」が8.9%、「3L以上」が7.8%となった。

購入場所については、「スーパーマーケット」が86.7%と圧倒的に多く、以下、「ドラッグストア」が18.8%、「コンビニ」が14.3%との順に。一方、前年約2ポイント増えた「ネット注文宅配」は4.9%(2019年2.9%、2020年4.8%)となり、コロナ禍の影響での増加は落ち着いたことがわかった。

購入時の価格帯については、150円~200円が大半(計83.1%)を占めた。他方、140円以下の低価格帯や210~250円の高価格帯も見られ、「多様な購買実態がうかがえる」結果となった。また、「購入価格が分からない」といった声も男性で多く、同調査では「家族の中で自分以外の誰かが代表して牛乳類を購入しているといった実態も見えてくる」と分析している。

1日あたりの飲用量については、「200mLくらい」」が39.1%で最多。以下、「100mLくらい」が21.2%、「50mL未満」が17.0%、「400mLくらい」が9.5%と続いた。前年と比べると、「50mL未満」と「400mL」でわずかに増加した。