ウェザーニューズは1月13日、桜の季節に向けて「第1回桜開花予想」を発表した。それによると、開花トップは東京・広島の3月15日で、全国的に平年より早くなるところが多いと予想している。

桜の開花は全国的に早くなる見込み

  • 左:各都市の桜開花予想、右:各所の桜開花予想

今冬前半(12月~1月前半)は、強い寒気の影響により各地で厳しい寒さとなった日が多かったことから、桜の花芽の休眠打破は全国的に十分に行われていると分析。今後は、2月までは寒気の影響があるものの、3月以降、気温は平年並みから高い傾向となり、開花時期は平年より早くなるところが多いと見込んでいる。

特に東日本から北日本では平年より5~10日早くなり、「全国的に記録的な早さで開花した昨年と比較しても、同じくらいの早さ」と予測。一方、西日本では昨年より遅れるところが多い見通しだ。

開花トップは3月15日の東京と広島で、16日に福岡が続く。3月下旬には西日本から東日本の各地で開花し、東北南部でも咲き始める見込み。4月上旬には東北北部でも開花を迎えるほか、北海道へは4月下旬に桜前線が上陸し、4月21日に函館で開花すると予想している。

同調査は、桜の開花状況を観察する「さくらプロジェクト」に寄せられた200万通以上のリポート、および桜の名所約900カ所への独自取材で得られた実況データを統計的に分析し、実況気温・予想気温のデータをもとに開花日を予測している。