フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、コロナ禍で孤独を深め、結婚相談所に入会して婚活を始めた30歳の女性を追った『結婚したい彼女の場合 ~コロナ禍の婚活漂流記~ 前編』を、16日に放送する。

  • 涙を見せるミナミさん=フジテレビ提供

コロナ禍は「結婚」にも暗い影を落としている。2020年の国内婚姻件数は52万5,490組と、前年より12%以上も減り、戦後最少の水準となった。「リモート」や「外出自粛」「ソーシャルディスタンス」が、人々の距離を遠ざけ、出会いのチャンスを奪っている。

そんなコロナ禍で「婚活」を始めた飲食店従業員の女性・ミナミさん(仮名・30)は、度重なる休業要請による待機生活で孤独を深め、「結婚して温かい家庭をつくりたい」と願うようになった。恋愛経験がなく、男性とのコミュニケーションが苦手なミナミさんは、結婚相談所に入会し、婚活アドバイザーの指導を受けることになった。

お相手選び、お見合い、デート…楽しいとばかり思っていた婚活は、決して簡単な道のりではなかった。それは、自分が歩んできた人生を見つめ直し、自分の内面ととことん向き合う作業。そんな中、ミナミさんはお見合いで出会った40代の資産家男性とのデートを重ねる。穏やかで心優しい彼は、「専業主婦になりたい」というミナミさんの条件をすべてかなえてくれる相手だった。

ところが、時を同じくしてお見合いをした、30代の介護士男性に心を奪われてしまうミナミさん。初めて抱く恋心に心は弾むのだが…。

人生初の恋か、それとも将来の安定か――2人の男性の間で揺れ動くミナミさん。彼女は、望んだゴールにたどり着くことができるのか。コロナ禍の婚活を、水原希子のナレーションで見つめていく。

(C)フジテレビ