テレビ朝日系新ドラマ『愛しい嘘~優しい闇~』(14日スタート23:15~※一部地域を除く)の制作発表記者会見が10日に東京・テレビ朝日本社で行われ、波瑠、林遣都、溝端淳平、本仮屋ユイカ、黒川智花、新川優愛が登壇した。
「Palcy(パルシィ)」で連載されている愛本みずほ氏の漫画『愛しい噓 優しい闇』を実写化する同作は、登場人物が全員嘘つき!? 中学卒業から14年ぶりに開催された同窓会をきっかけに起こる同級生連続不審死事件を軸に、嘘と闇、愛憎が渦巻く先の読めない本格ラブサスペンスとなっている。
会見では『愛しい嘘』というタイトルに掛け、「最近ついた嘘」や「ずっとついている嘘」についてそれぞれが発表。波瑠は「数年間ずっと、毎日嘘をついてます(笑)」と即答し、「家に犬がおりまして、毎日『すぐ帰ってくるから! じゃあね!』と言って出掛ける」と明かす。
林は「15歳で事務所に入った頃、オーディション用プロフィールの“特技”欄に、かじったことがある程度の書道とギターを書いた」と、溝端は「溺愛している姪っ子に『好きなアイドルがいるから、サインもらってきて』と頼まれ、全然ツテもアテもないのに、『分かった! オレに任せておいて』と言っちゃった」、本仮屋は「中学の時にテニス部を途中退部したのに、最後までやり切った風を34歳まで装っていた」、黒川は「数年前に食器を割ったことを正直に言えなくて、同じものを探して買いに走って、今日まで家族にはバレずに過ごしている」、新川は「小さい頃、父親に『メンマは割り箸を醤油で漬けたものだ』と教えてもらっていた。その嘘を最近、地元の友達の子どもに伝えたらすごく信じた」とそれぞれが嘘を告白した。
■波瑠(今井望緒 役)
――今回は本格ラブサスペンス・ドラマ。演じてみていかがですか?
今まであまりやってこなかったタイプのドラマなんです。サスペンスと恋、どっちの要素もあるので、すごく新鮮に感じる部分も多いんですけど、やっぱり難しさもあって……。登場人物それぞれに裏がある中、望緒はそれに気づくのか気づくことができないのか……。そういった駆け引きの一つひとつが意味をもってくると思うので、結構慎重にやらないとなぁ……という緊張感があります。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
私たち自身は最初の撮影では「初めまして、よろしくお願いします」という状況ですけど、物語のキャラクターには14年前の記憶があるんですよね。そういう中で、本仮屋(ユイカ)さんがみんなをまとめるような雰囲気作りをしてくださって、とてもありがたいです。
――タイトル『愛しい嘘』にちなみ、「最近ついた嘘」や「ずっとついている嘘」を教えてください。
数年間ずっと、毎日嘘をついています(笑)。私、家に犬がおりまして、毎日「すぐ帰ってくるから! じゃあね!」と言って出掛けるんです。
――ドラマのテーマのひとつが「表と裏」。ご自身の裏の顔を教えてください。
皆さんの目に、私がどんな風に映っているのかよく分からないんですけど、たぶん皆さんが思っているより、ずーーっと“ちゃんとしていない人”です。時間が許す限り、ずっと眠ってしまったりとか……(笑)。
■林遣都(雨宮秀一 役)
――今回は本格ラブサスペンス・ドラマ。演じてみていかがですか?
脚本上、僕たちしか知らない展開もあり、まだどうなっていくか分からない部分もあるので、非常にワクワクしながら演じています。普段の自分の日常ではできないことをお芝居で体験できるので、「サスペンスって面白いなぁ」と毎日噛み締めながら、演じさせていただいています。
――タイトル『愛しい嘘』にちなみ、「最近ついた嘘」や「ずっとついている嘘」を教えてください。
まったくもって愛しくないんですけど、15歳で事務所に入った頃、オーディション用プロフィールを作るのに“特技”を書いてほしい、と言われたんです。その頃、特技なんて何ひとつなかったので、かじったことのがある程度の書道とギターを書いたんですけど、それが数年前まで書かれたままでした。ウィキペディアを見たらまだ「書道」と書いてあったので、「消えてほしいな」と思っています。あのときは「アピールしなきゃ」という気持ちで書いたことではあるのですが、嘘は嘘ですね(笑)。
――ドラマのテーマのひとつが「表と裏」。ご自身の裏の顔を教えてください。
僕は揉め事とかは嫌いなので怒ったりすることはないんですけど、人混みや渋滞は苦手。怒るというほどではなく、ちょっとストレスが渦巻いている状態になったら、車の中で大きい声で歌ったりします。でも先日波瑠さんと話していたら、車でイライラする人が一番嫌いとのことだったので、絶対やめようと思いました。悪態をつく、まではいかないですけど、遅刻しそうになったりするのは一番イヤですよね……。
■溝端淳平(深沢稜 役)
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
同窓会のシーンもそうなのですが、僕自身は役と同様、皆さんと再会するのが結構久しぶりなんです。林(遣都)くんに関してはもう14年ぶりくらいの共演で、すごくうれしくて! お互い30歳を超えた今、懐かしい気持ちになっている空気が、そのままシーンにも表れているんじゃないかなと思います。
――タイトル『愛しい嘘』にちなみ、「最近ついた嘘」や「ずっとついている嘘」を教えてください。
僕には小学校低学年の姪っ子がいるのですが、溺愛していまして……。会う回数も少ないし、嫌われたくないので、彼女が言うことには全部「いいよ」「できるよ」「任せておきなさい」と答えてきたんです。そうしたらこの間、実家に帰ったときに「好きなアイドルがいるから、サインもらってきて!」と頼まれ、全然ツテもアテもないのに「分かった! オレに任せておいて」と言っちゃって……。正直に嘘だったと話すか、なんとか頑張ってサインをもらうか……悩んでます。やっぱり、子どもに嘘をついたらいけないな、と思いました(笑)。
■本仮屋ユイカ(本田玲子 役)
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
私がちょっと空回りしながらも、みんなが温かく迎えてくれたので、同窓会のシーンは楽しく撮影させていただきました。主演の波瑠さんがすごくリラックスし、自然体で現場の真ん中にいてくださるおかげだと思います。溝端(淳平)くんのこともすごく頼りにしています。私より年下なんですけど、とても優しいお兄さんのような感じで、いつもいっぱいお話してくださいます。
――タイトル『愛しい嘘』にちなみ、「最近ついた嘘」や「ずっとついている嘘」を教えてください。
いっぱいあります。その中のひとつが……中学の時にテニス部に所属していたんですけど、「テニス部を頑張ったからあんなに日焼けしたんだね」って言われていたんです。でも、実は途中退部していて……。全然やり切っていないのに、最後までやり切った風を34歳までずっとしていました、ごめんなさい。日焼けは……自然に焼けていました。途中で辞めたとは言い出せず、「あ、テニス部でした」って、なんとなく小さな嘘をずっとつき続けていました。あと、私は真面目だと思われることが多いのですが、それはありがたい誤解なので、そのままでいこうと思っています。
■黒川智花(野瀬優美 役)
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
私は旦那さんがいる役ですが……その旦那さんとのシーンがなかなかシビれる感じなんです。だからこそ同級生の皆さんとのシーンはホッとできて、本当に楽しんでお芝居ができます。皆さんとは仲良くやらせていただいています。
――タイトル『愛しい嘘』にちなみ、「最近ついた嘘」や「ずっとついている嘘」を教えてください。
数年前に食器を割ってしまったんです。それを正直に言えなくて、同じものを探して買いに走って、今日まで家族にはバレずに過ごしています。ごめんなさい!
■新川優愛(岩崎奈々江 役)
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
山梨県でのロケが多かったのですが、ものすごく寒くて! 寒さをナメていました(笑)。私がすごく寒がっていたら、本仮屋(ユイカ)さんが「カイロを貼りなさい!」って、バンバンッと背中に貼ってくださって、暖かかったです。実は、本仮屋さんはすごく寒がりらしく、「何枚着ているんだろう!?」っていうくらい、服を着ているんですよ。カッパみたいなものをアウターの内側に着込んでいて(笑)。「このシーンは寒いんだろうな」、「本仮屋さん、何枚着ているのかな?」と想像しながら楽しんでいただきたいです(笑)。
――タイトル『愛しい嘘』にちなみ、「最近ついた嘘」や「ずっとついている嘘」を教えてください。
私は“つかれていた噓”でもあるのですが……小さい頃、父親に「ラーメンに入っているメンマは、割り箸を醤油で漬けたものだ」と教えてもらっていて、それを高校生くらいまで信じていたんです(笑)。最近、父親の嘘をそのまま地元の友達の子どもに伝えたら、すごく信じて……!「割り箸を漬ける!」と言ってそのまま帰って行きました。でも、すぐに嘘だったって、気づくと思います(笑)。