大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)のトーク&パブリックビューイングイベント「グランド・プレミア in 伊豆の国」が放送初日の9日、北条家始まりの地である静岡県伊豆の国市で開催され、主演の小栗旬、小池栄子、宮澤エマ、片岡愛之助、坂東彌十郎、大泉洋が登壇した。
三谷幸喜氏が脚本を手掛ける本作は、源頼朝の右腕として活躍し、武士の世を盤石にした鎌倉幕府の2代目執権・北条義時の物語。華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、権力の座を巡る男たち女たちの駆け引きを描く。
イベントでは、18時からBSプレミアムの放送を視聴。キャスト陣も観客と一緒に放送を楽しんだ。来場者は約600人。1万2,220通の応募があり、うち当選は約300通と、40倍もの倍率となった。
主人公・北条義時役の小栗が「楽しんでいただけましたか?」と問いかけると、観客は大きな拍手で反応。小栗は「僕らも会場の皆さんと一緒に見られて楽しかったです。見てくださる方はこういうところで笑うんだなと。政子について『性格もよくないし、学もない』と義時が言うところでは特に皆さんに笑っていただけました(笑)」と笑顔で話した。
北条政子役の小池は「(小栗のコメントを受けて)うるさい弟ですねぇ」と話して笑いを誘ってから、「きょうはここにいる北条ファミリーみんなの名前がタイトルバックで表示されたときに会場から拍手をいただきまして、それだけで胸がグッと迫るものがありました。皆さんと一緒に見られてうれしかったです。ありがとうございました」と感謝。
北条宗時役の愛之助は「こういった会場で皆さまとご一緒させていただくのは初めてでしたし、収録を思い出して『あぁ懐かしいなぁ』と見ていました。『平家をぶっ潰すぜ!』と、そんな大それたことをこんなに明るく言ってしまうのか! と自分で自分にツッコんでしまいました(笑)。本当にありがとうございました」とコメント。
実衣役の宮澤は「実は、一足先に第1回を家で見ていて、きょうが4回目なのですが、何回見ても同じ所で笑ってしまうんです(笑)。こんなに大きなスクリーンで自分が出演した作品を見たのは初めてで、大河ドラマという大きなスケール感のある物語に出演できて、そしてこうして皆さんと見ることができて幸せでした」と喜びを語った。
また、北条時政役の彌十郎は「完成した映像を拝見するのはきょうが初めてでしたし、映画を見ているような感覚でした。それまでどう仕上がっているのか、ちゃんと使ってもらえているか、自分では全く分からなかったので、本当に自分は第1回に出ていたんだなと思えました(笑)。ありがとうございました」と出演を実感。
源頼朝役の大泉は「去年の『紅白歌合戦』で三谷幸喜さんが『第1回のラストはどうなんだ…』と言っていたのは、政子の『姫、気をつけて!』に対して、女装した頼朝が『ハイィ!』と言うセリフ。『あの声はどうなんだ!』ということだったんです。まさか紅白でダメ出しされるとはね(笑)」と女装シーンに言及しつつ、「私も胸躍る第1回の放送でした。ありがとうございました」と語った。
なお、イベントは、メイン会場の伊豆の国市のほか、静岡県内の4つのサテライト会場でも実施。計5会場に合わせて11人の登壇者の方々が出席し、会場をライブ中継で結んでのクロストークも行った。
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