文部科学省はこのほど、私立大学等の2021年度入学者に係る学生納付金調査の結果を発表した。私立大学、私立短期大学及び私立高等専門学校の初年度学生納付金について、1人当たり平均額を調べた。

私立大学の初年度学生納付金135万7,080円

  • 2021年度の私立大学(学部)・短期大学・私立高等専門学校の納付金(出典:文部科学省Webサイト)

2021年度の私立大学(学部)における授業料は前年度比0.3%増の93万943円、入学料は同0.4%減の24万5,951円。また、初年度学生納付金(授業料、入学料、施設設備費の合計)は同0.1%増の135万7,080円で、実験実習料等を含めた初年度に納める総計は同0.2%増の148万2,964円となった。

私立短期大学の初年度学生納付金は同0.1%増の112万7,586円(授業料、72万3,368円、入学料23万7,615円、施設設備費16万6,603円)。私立高等専門学校の初年度学生納付金は同横ばいの97万9,013円(同62万7,065円、同24万6,753円、同1万195円)となった。

学部別の初年度学生納付金をみると、最も高かったのは医学部で同1.2%増の510万7,652円。次いで歯学部が同0.1%増の449万8,551円、薬学部が同0.2%減の207万3,550円と続いた。一方、最も低かったのは神・仏教学部で同横ばいの114万6,551円となった。

なお、2021年度の国立大学の初年度授業料は53万5,800円、入学金は28万2,000円。公立大学の初年度授業料は53万6,363円、入学金は39万1,305円だった。