JR東日本盛岡支社は、ダイヤ改正を2022年3月12日に実施し、津軽線で一部列車の運転時刻を見直すと発表した。おもに蟹田~三厩間で時刻が変更され、津軽二股駅で隣接する北海道新幹線奥津軽いまべつ駅との接続が改善される列車もある。
津軽線の蟹田~三厩間では、午後に運転される上下各1本の時刻を変更。現行の三厩駅15時40分発・蟹田駅16時16分着の上り列車は三厩駅14時56分発・蟹田駅15時33分着、現行の蟹田駅16時45分発・三厩駅17時22分着の下り列車は蟹田駅16時12分発・三厩駅16時48分着に繰り上げられる。
この時刻変更により、津軽二股駅から隣接する北海道新幹線奥津軽いまべつ駅への乗換えにも変更が生じる。現在、三厩駅を15時40分に発車する上り列車は津軽二股駅を15時54分に発車し、北海道新幹線の上り「はやぶさ34号」(奥津軽いまべつ駅15時35分発)と接続していないが、ダイヤ改正後は三厩駅14時56分発・津軽二股駅15時10分発となるため、「はやぶさ34号」への乗換えが可能に。一方、「はやぶさ34号」から津軽線(蟹田方面)への乗換えは時間を要することになる。
現在、蟹田駅を16時45分に発車する下り列車は、青森発蟹田行(蟹田駅16時8分着)からの乗換え時間が37分となっているが、ダイヤ改正で蟹田駅16時12分発に繰り上げられ、蟹田駅での乗換え時間が4分に短縮される。津軽二股駅の発車時刻も、現行の17時9分発から16時34分発に繰り上げられ、北海道新幹線の下り「はやぶさ25号」(奥津軽いまべつ駅17時1分発)に乗換え可能となる。
津軽線ではその他、現行の蟹田駅11時45分発・青森駅12時25分着の上り列車を蟹田駅12時10分発・青森駅12時57分着に変更し、時刻を繰り下げる。なお、ダイヤ改正後、津軽線のすべての定期列車でワンマン運転を実施するとのこと。