JR東海は、2022年3月12日に実施するダイヤ改正で、関西本線において区間快速の停車駅追加と下り最終列車の見直しを行うと発表した。区間快速の停車駅に八田駅と春田駅が加わり、通過する駅は2駅のみとなる。

  • 関西本線を走る313系の普通列車

関西本線では、名古屋駅発着で新宮・紀伊勝浦方面へ向かう特急「南紀」、伊勢市方面へ向かう快速「みえ」の他に、名古屋~四日市・亀山間で快速・区間快速を運転。快速は日中時間帯を中心に運転され、名古屋~四日市間は途中の桑名駅のみ停車し、四日市~亀山間は各駅に停車する。区間快速は朝の時間帯に下り1本・上り4本(上り1本を除き平日のみ運転)、夜間に下りのみ5本を運転。現在は名古屋~桑名間で途中の蟹江駅・弥冨駅に停車し、桑名~四日市・亀山間は各駅に停車する。

来年3月のダイヤ改正で、区間快速の全列車が利用の多い八田駅・春田駅に停車。両駅とも平日7~8時台に停車する上り列車(名古屋行)が現行の7本から10本になるなど、乗車機会が増えることになる。一方、停車駅の追加により、区間快速が通過する駅は永和駅・長島駅の2駅のみとなる。

関西本線では、平日深夜の下り最終列車も見直しに。現行の最終列車は名古屋駅23時57分発・亀山駅1時3分着で運転されるが、ダイヤ改正後、名古屋駅23時57分発の列車は四日市行となり、運転区間を短縮。代わって1本前に運転される名古屋駅23時40分発の列車が亀山行となり、南四日市駅から亀山駅まで最終列車が繰上げとなる。