今回は、途中から1年後輩の小室アナが飛び入り参加。番組共演はおろか、コロナ禍で出勤機会が合わず、一緒にご飯にも行ったことがないそうで、「まだあまり話したことがなかったので、今日は収録でこんなに長く一緒に過ごすことができ、貴重な時間でした。“小室スマイル”がかわいくて、癒やされながらやっていました(笑)。番組に新しいエッセンスを入れてくれたと思います」と感謝した。
一方の小室アナは、渡邊アナについて、「説明する言葉が的確にポンポン出てきたり、私がちょっとモタついていると素早く助けてくれたり、もう何でもできる先輩なのだなと。『1年後に私はこうなれるの? いや、このままではなれない!』と、先輩の偉大さを知りました」と大絶賛で、渡邊アナは「全然そんなことないのに、すごく恥ずかしいです…」と恐縮しきりだ。
2人は、レトルト食品「セルビア料理 ムチュカリッツァ~豚肉のパプリカ煮~」(松原食品)を使ったアレンジ料理で対決。渡邊アナが「温めた納豆が苦手」と言いながら、ちょい足しレシピで果敢に納豆をチョイスした姿を見て、小室アナは「あそこで納豆を選ぶ渚さん! バラエティ的にそっちだと分かっていても選びたくないと思ってしまった私は、まだまだ未熟なんだなと思いました」と、またひとつ勉強になった様子だった。
■入社直後に大型特番総合司会「緊張のピークに」
そんな小室アナは今年4月に入社し、8月に生放送された大型バラエティ特番『FNSラフ&ミュージック』で、同期の竹俣紅アナ、小山内鈴奈アナとともに総合司会を担当。異例の大抜てきだったが、ここでの経験が大きな糧になったという。
「ものすごい空間に、同期で励まし合いながら2日間いたのですが、あの経験をしてから、極度の緊張はしなくなりました。もともと緊張しやすいタイプだったのですが、『ラフ&ミュージック』が緊張のピークになったおかげで、それ以降はあの経験を思い出して、ほどよい緊張感で仕事に取り組めるようになったのだと思います」
一方、入社直後に最初の緊急事態宣言が発出されてコロナ禍に突入した渡邊アナは、『ラフ&ミュージック』のような番組もなく、『FNS27時間テレビ』恒例の新人アナ提供読みもなく、「同期みんなで乗り越えたという思い出がないんです。そういう経験が1個あるだけで、自分の心の支えにもなるだろうから、うらやましいなと思います」と吐露した。
小室アナがアナウンサーを目指したきっかけは、フジテレビOGの大先輩・高島彩。「小学生のときに『めざましテレビ』に出られていて、アナウンサーというより、『こういう女性になりたい』と憧れていました。そこから成長するにつれて、『あれはアナウンサーという仕事なんだ』と知って、大学に入ってから本気で目指したいと思いました。自分がアナウンサーになってみて分かる高島さんの偉大さというのもあって、今は、さらに憧れが増しました」と明かす。
その上で、「高島さんは、情報番組も報道もバラエティも全部に携われていたので、分け隔てなくこなせるオールラウンドのアナウンサーになりたいと思います」と抱負を語ってくれた。
●渡邊渚
1997年生まれ、新潟県出身。慶應義塾大学卒業後、20年にフジテレビジョン入社。現在は『めざましテレビ』『もしもツアーズ』『ワイドナショー』を担当する。モットーは「笑いは人の薬。比較論では幸せになれない」。
●小室瑛莉子
1999年生まれ、神奈川県出身。青山学院大学卒業後、21年にフジテレビジョン入社。現在は『Live News イット!』のフィールドキャスターなどを担当する。モットーは「志は高く、腰は低く。 食わず嫌いはもったいない」。