小田急電鉄は、2022年3月12日に小田急線のダイヤを変更すると発表した。この中で、藤沢駅を中心に江ノ島線の運行形態を変更し、藤沢~片瀬江ノ島間は原則として各駅停車による折返し運転のみとすることを明らかにしている。

  • ダイヤ変更後の藤沢駅での運行形態イメージ

江ノ島線の藤沢駅はスイッチバックの構造となっている2面3線の駅で、平日の快速急行・急行を中心に藤沢駅発着で相模大野・新宿方面へ向かう列車もあるが、現在は大半の列車が相模大野方面から片瀬江ノ島方面へ直通している。

来年3月に小田急線のダイヤが変更となり、江ノ島線では特急ロマンスカーなど一部列車を除き、藤沢駅で系統を分割。藤沢~片瀬江ノ島間を原則として各駅停車による折返し運転に変更する。これにともない、藤沢駅での発着番線も変更となり、1番ホームを新宿・相模大野方面からの快速急行・急行、3番ホームを相模大野方面からの各駅停車が使用する。2番ホームは平日の混雑時間帯に降車専用として使用するとのこと。

藤沢~片瀬江ノ島間の列車は4番ホームを使用。3番ホームから同一ホーム乗換えが可能となるほか、1番ホームからも改札口側の号車であれば階段等を利用せず乗り換えられる。藤沢駅での系統分割と発着番線の変更により、運行定時性の向上と車両運用の効率化を図るとしている。