東京都交通局は、行動変容に伴う利用状況など踏まえ、都営新宿線と都営三田線で2022年春にダイヤ改正を実施(予定)すると発表した。平日・土休日ともに時刻・行先等の変更を行うほか、都営新宿線で急行の一部が各駅停車に変更となる。

  • 本八幡駅で発車を待つ笹塚行の急行(2018年4月の報道公開にて撮影)

都営新宿線の急行は新宿~本八幡間で急行運転を行い、途中の市ケ谷駅、神保町駅、馬喰横山駅、森下駅、大島駅、船堀駅に停車。通過する岩本町駅と瑞江駅で各駅停車を追い抜く。日中時間帯に20分間隔で運転され、新宿駅では平日の10時から16時20分まで、土休日の9時から18時40分まで、毎時0・20・40分に大島・本八幡方面へ急行が発車。本八幡駅では平日の10時から16時まで、土休日の9時20分から18時まで、毎時0・20・40分に新宿・笹塚方面へ急行が発車する。土休日の朝7時台に本八幡駅を発車する急行も設定されている。

来年春に実施予定のダイヤ改正で、平日・土休日ともに都営新宿線の急行の一部を各駅停車に変更。日中時間帯における通過駅での乗車機会を増やすとのこと。都営新宿線では、現行の本八幡行最終列車(本八幡駅0時28分着)を瑞江行に変更し、本八幡駅での最終列車を同駅0時21分着に繰り上げる。平日朝の利便性向上も図り、本八幡駅を6時台に発車する列車1本、新宿駅を7時台に発車する列車1本を増発する。

都営三田線では、現行の西高島平行最終列車(西高島平駅0時40分着)を高島平行に変更し、西高島平駅での最終列車を同駅0時33分着に繰り上げる。なお、ダイヤ改正日や詳細な時刻等は決まり次第、発表する予定。都営地下鉄と日暮里・舎人ライナーで当面実施している終電時刻の繰上げに関して、ダイヤ改正時に正規化するため、一部路線・区間で時刻等を変更する場合がある。